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2011年12月

2011年12月31日 (土)

2011年もお世話になりました

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今年最後の記事です。
2011年を振り返ってということですが、毎年を振り返るのは「ブログ6周年御礼」で行いましたので、ポイントだけにしておきます。
今年1年に書いた記事は76本(最後のラッシュを入れても)。毎年100本の記事を書くことを目標としているので不本意な結果です。もうちょっとさらっと書く記事があっても良かったかもしれません。

まず最初の写真は、大阪港に停泊中の豪華客船クイーンメリー2です。
なぜこれかというとこれが3/10の晩。楽しい気分で迎えた翌日が震災でした。
その境目のできごととして、とくに印象に残っています。
写真はたくさん撮ったのですが、結局、記事を書けないままです。

クイーンメリー2は、来年も3/18(日)に大阪寄港の予定です。

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次に3月の面格子写真展。
こんなに多くの方が参加していただけるとは思いませんでした。
個人的には、面格子細工職人としてのデビューは思いがけず。
今後も波はあると思いますが、私は面格子の収集を長く続けて行こうと思います。
面格子ファンクラブ
 「面格子写真展を振り返る」

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もう一つ私にとって大きなできごとは、新潟の「まちの日々180」に記事を書かせていただいたこと。
昔の仲間にもお世話になりました。
「記事を書きました」「クリスマスプレゼントをいただきました」

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忘れていけないのは、旧精華小学校。
4月からはほとんど入れない状態になっています。新市長になって、どういう展開になるのか先の見えない状況です。
大阪で唯一残った戦前のRC校舎。大阪の誇りが失われないことを願います。
私はささやかな応援しかできませんが、これからも関わっていこうと思っています。
→詳しくは精華小校舎愛好会HP
 また、見学会の記事
 
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最後に最近のこととして、(木造)レトロアパートの訪問を始めました。
これも次第に消えていくものですので、できるだけ記録に残していきたいと思います。
「大阪のレトロアパートいろいろ」ほか

 昨年からのツイッターに加え、今年2月からはフェイスブック、秋からはグーグル+も始めていますが、私の基本はブログと思っています。
 今年も「日常旅行日記」をご覧いただきありがとうございました。
 来年のことは明日の記事で。
 皆様、良いお年をお迎え下さい。


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木津川アート2011・木津本町篇

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木津川アートの記事の続きです。
泉大橋で木津川を渡ります。もう日没は間近。急がないといけません。

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今度は木津川の左岸堤防を歩きます。
こちら側の河原は菜園になっています。

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(9)昨年も訪れた料亭川喜(かわき)。
川のすぐ近くにあります。

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ここでは加藤史江さんの「記憶のあとさき 2011」が展示されていました。廊下にもこもこ充満する繭玉のような紙玉と赤い糸。夢の中のようです。

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前回は気にしなかった円窓が気になりました。桟の入れ方が粋。

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次は(10)八木邸へ。
昨年も来ました。土蔵に存在感があります。

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ここでは、3人の作家さんが展示されていました。
こちらは土蔵の2階での堀浩子さんのインスタレーション「記憶 跡 流れ」の一部。鹿背山の土を使っているそうです。いい色をしてますね。

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八木邸から学研都市線の踏切を渡って次の会場へ。

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(11)本町一丁目集会所(本町壹丁目公民館)は、大正後期か昭和初期の建物。今では年に一度のお日待ちの行事にしか使われていないそうです。

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窓辺に並べられた箱は、伊藤舞さんの作品「祖父と私の旅」。

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ケースの中には喫茶店などのマッチが入っています。
これは伊藤舞さんの祖父の遺品で、その喫茶店などを訪ね歩く旅が、喫茶店風のしつらえで展示されています。

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喫茶店のメニューを模したこちらにそれぞれの喫茶店の解説、訪ねた時のエピソードが記されています。印象深い展示でした。

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(8)北大路集会所では、2人の作家さんの展示で、こちらはそのうちSKFY4の4人組の「くうきだま(静寂)」。部屋いっぱいの巨大な空気玉に映像が投影されています。

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隣の民家も佇まいが美しいんです。
こちらの方をバシバシ写真に撮っていたら怪訝そうに見られてしまいましたが。

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北大路町の町名標。味のある書体です。

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続いて(12)奥鉄工所。
大がかりな物体は林和音さんの「木津川から宇宙へ」。奥の絵画が伊吹拓さんの「絵の声、色の夢」です。鉄工所の武骨な空間と合っています。

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最後は昨年も訪れた(7)木津川市庁舎です。
昨年、銀色の風船が浮かんでいたスペースに、今年は白い燈籠のようなものが浮かんでいます。植松美早さんの「満天の星の如く地には草木が在る」です。

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そして何といってもインパクトがあるのがこのパンダ!
突如動き出してこちらに向かってきます。小谷茉未さんの「ゆめで逢いましょう」。夢と言っても、子供の夢に出てきてトラウマになるようにというのですから、相当いたずらっぽいです。

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・・・と2日間かけて全ての作品を見て回りました。
(ご紹介できなかった作品もありますが、他意はないです。)
それぞれの場所にちなんだアイコンがスタンプになっていて、とてもいいですね。スタンプ自体を集めたくて回っている方もおられたようです。

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この日の夕焼けはひときわ鮮やかで、加茂行きのシャトルバスから夕焼けを眺めました。

昨年とはまた違った会場、作品を楽しむことができた今年の木津川アートでした。
あと少し書くことがありますが、それはまたお正月にということにします。

<関連記事>
 「木津川アート2011が始まりました」
 「木津川アート2011・加茂篇(1)」
 「木津川アート2011・加茂篇(2)」
 「木津川アート2011・上狛篇」
 「木津川アート初日」(2010年)

<関連リンク>
 ○木津川アート公式HP
 ○木津川アートスタッフブログ
 ○気まぐれblog「木津川アート2011」
 ○大阪アホげな小発見。とか「"木津川アート2011"へ行って、雑感あれこれ」


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木津川アート2011・上狛篇

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木津川アート2011の2日目は上狛駅からスタートしました。
上狛エリアには昨年も来ていますが、個々の会場は同じだったり、違ったり。
駅そのものが会場で、小原一洋さんによる、木津川をイメージしたという柄のハンカチが一面に並んでいます。普通に駅を使う人、びっくりするでしょうね。

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駅前には懐かしいたばこ屋さんがありました。

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そして駅前通りには小嶋織物(株)という壁紙・ふすま紙工場の事務所があります。創立は昭和7年とのことで、この建物もその頃のものかもしれません。裏にはのこぎり屋根の工場が並んでいます。

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順路に沿って歩いて行くと、立派な板壁が見えてきて、これが会場の(2)松原邸です。
上狛は元環濠集落だったそうで、その名残を見つつ、回り込むように会場に入ります。

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蔵には松の図案。「松原」を表しているのでしょうね。

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ここでは3人の作家さんが展示されていました。
こちらは三上由美子さんの「そこに咲く花」。拾ったガラス片などを針金に刺して、花畑に見立てています。窓の向こうには庭。

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この松原邸は明治42年に建てられたそうで、凝った造りの建物です。
例えばこちらのガラス戸。美しい桟と型板ガラスです。(明治のものではないですが)

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丼を伏せたような陶器のランプシェード。
ユニークです。

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ふすまの引手も凝っています。

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土間の台所では、山本茂さんが木津川市で撮った写真のスライドショーが流されていました。興味深い写真(これは飛び出し坊や)がたくさんありましたが、先が長いので早めに出ます。

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通りにあった下見板張り白ペンキ塗りの洋風建築。
植木に隠れてしまっていますが。

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(3)旧高木医院は、現在、コミュニティカフェ「ぼっこ」として使われているそうです。普段は平日のみだそうですが、木津川アート期間中は休みでも開いていました。
ちなみにとても安いです。

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医院の洗い場なども残っています。
扉やガラスなど、レトロ感があって、そういうのを見ても楽しめました。

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上狛は木津川の水運を利用して茶葉を集散していたお茶問屋が集まっている町でもあります。
今もお茶問屋が軒を連ねています。

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(4)山城JA倉庫。
前回来たときもそのペイントが異彩を放っていました。パンフレットの解説によると、なんと空襲のための迷彩塗装!ということは戦争のときから60年以上、このままなんですね。今回は3人の作家さんの会場となっていました。

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(5)山本邸はお茶屋さんです。
室内の他、裏庭でも展示されていたのですが、どこが作品か分かりにくいですよね。右の方に転がっているもの、奥の盆栽風のもの、左の水槽の中、いずれも中橋祥行さんの作品です。

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(6)阿野邸では、円満字洋介さんが「かみこま茶問屋ストリート絵地図」を展示されていて、港はどこだったのか?など上狛を解読されていました。
窓ガラスに、昔、木津川を走っていたという帆掛け船や松林が図案化されています。

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お茶問屋さんの並ぶ通りは最後、木津川の堤防にぶつかります。
堤防上の道を歩いていきました。

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橋を見守っているという巨大なお地蔵さん。
川の方を向いています。

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前回も渡った泉大橋。
今回は逆に渡ります。

木津川アート2011・木津本町篇へ。

<関連記事>
 「木津川アート2011が始まりました」
 「木津川アート2011・加茂篇(1)」
 「木津川アート2011・加茂篇(2)」
 「木津川アート2011・木津本町篇」
 「木津川アート初日」(2010年)

<関連リンク>
 ○木津川アート公式HP
 ○木津川アートスタッフブログ
 ○気まぐれblog「木津川アート2011」
 ○大阪アホげな小発見。とか「"木津川アート2011"へ行って、雑感あれこれ」


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2011年12月30日 (金)

木津川アート2011・加茂篇(2)

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木津川アート2011・加茂篇の続きです。
加茂駅まで戻って、次に訪ねたのは(13)ランプ小屋です。
明治30年頃に建てられた赤煉瓦の小屋です。ここでは三谷智恵さんの「大仏鉄道所記」という本が展示されていました。他にも鉄道関係のものがたくさん並べられていて、このようにのぞき込む人だかりができていました。

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こんな小さな小屋です。
可燃物を納めるので赤煉瓦の造りになっているそうです。

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(14)松田木材の林直さん「みつける写真館」は前に紹介した通り。
今度は駅の南に歩いて行きますが、こちらも趣きある建物が並んでいます。

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(15)旧加茂図書館、小学校の入口にある書店。
小学校の前にある書店・文具店のレトロ感が残っています。

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旧加茂図書館の入口には、大典記念の石柱が立っていました。
大正天皇即位の大典で、大正4年のものです。

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さて、(15)旧加茂図書館では、少年少女科学クラブさんの「Catch the Sun」という展示をすっかり什器の取り払われた図書館の広いスペースで行っていました。
最初に入ったときはブルーのライトしか分からないのですが、目が慣れてくると柱や壁が白い蛾(のペーパークラフト)に覆われていることに気付いてびくっとします。
人間の目の仕組みを利用した仕掛けとのことで面白いです。

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目がくらくらしてきたところで外へ。
小学校の横には古いたばこやさんがありました。
「たばこ」の文字のタイルが使われています。

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ここまで来ると町外れてのどかな風景です。
かつて存在した大仏鉄道の跡をたどって行けるそうですが、今回は時間がないのでパスです。

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線路の北側は田畑が広がっていて、農作業小屋にも興味をひかれます。

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関西本線に沿って帰る途中、SLが止まっていました。
昭和12年に作られたC57だそうです。

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加茂駅の南側にも鉄道のモニュメントがありました。
こちらは明治31年に開業して明治40年にはもう廃止されてしまった大仏鉄道の記念物です。
車輪はレプリカのようですが、手前にあるレールと煉瓦は本物です。

今回はアートイベントをきっかけに加茂を訪ねましたが、それがなくても訪ねる価値のある町だと思います。

<関連記事>
 「木津川アート2011が始まりました」
 「木津川アート2011・加茂篇(1)」
 「木津川アート2011・上狛篇」
 「木津川アート2011・木津本町篇」

<関連リンク>
 ○木津川アート公式HP
 ○木津川アートスタッフブログ
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木津川アート2011・加茂篇(1)

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以前、簡単にはご報告したのですが、昨年に続き、京都府の木津川市で開催された「木津川アート2011」に出かけました。
まちなか回遊型のアートイベントで、今年の会場は、木津川両岸の上狛、木津本町、加茂の3つのエリアでした。昨年との違いは鹿背山が外れ、加茂が入っています。

今回、2日がかりで全部の作品を見ました。
作品数が多くて散らばっているので時間がかかるのですが、私の出足が遅かったこと、やたら道草したことも一因です。道草したくなるぐらい魅力的な所でした。

まず1日目の加茂エリアから紹介します。
(アートそっちのけでよそ見しているのは、いつものことなのでご了承下さい)
ほんとは上狛から回るつもりが、電車を乗り間違えて加茂に行きました。結果的には良かったかもしれません。

加茂の駅から木津川に向かって古い町家が連なっています。

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(18)coffee豆凜1階、奥本陽一さんの「和同開凜」。
窓に張ってあるのは珈琲フィルターを切りとった「ひげ」。窓の向こうで顔を当てて記念撮影して下さいとのことでしたが、恥ずかしくて。珈琲フィルターを使ったアートをいくつか展示していました。

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加茂の町家は眺めていて、美意識を感じる家がたくさんありました。茶道の影響か、もともとアートの素養があるのかもしれません。

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次に(19)石井米穀店。
坂田源平さんの絵画・彫刻、「アニマル」が展示されていました。
ここは既に使われていない店舗で、このイベントのために戸が開けられました。閉ざされているスペースが一時的にしても開かれるのは、イベントの成果かもしれません。

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歩いていると素敵な玄関灯なども。

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(20)小西邸。永田幹さんの「parking chair」。
椅子の展示です。手前のプラスチック籠も椅子ですし、家の階段も椅子、遠くのサッカーボールも椅子です。実際、木の切り株なども椅子にしたりするわけで、デザインの試みにもなっています。面白い作品でした。

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通りは木津川にぶつかります。
かつては船も主要な運搬手段でした。

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ここから川沿いの道を歩きます。
無人販売もどこかおしゃれ。

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古い店が並んでいて、ブリキの看板なども残っています。

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(23)村田鍛冶屋。
奥にあるのが上田周平さんの彫刻「上田保護帽製作所」で、上田さんの作品以外に、鍛冶屋として使われていた道具の数々も置かれていました。この道具達も魅力的です。

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また川を離れて、駅に向かいます。
古い工場を見かけて何かなと思ったら壁紙工場でした。
加茂は全国有数の壁紙の産地なのだそうです。この時まで知りませんでした。

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門灯も古くていい感じです。

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続いて(22)加茂JA倉庫。
3人の作家さんが展示されています。

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長谷川政弘さんの「白くて、薄くて、軽いしつらい」。
メインの展示は倉庫の中ですが、外にも板から漏れる光も使った作品が展示されていました。

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チョークのメモ書きなども良い感じで残っています。

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さて、道を歩いていると近代建築らしい建物がありました。
種苗卸会社の倉庫です。

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(21)中森神社。
中村岳さんの「遡及空間」は実際の神社の空間に、神社っぽい構造物を挿入した作品です。
どこまでが本来のものか分からなくなります。

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道を歩いていると空のショーケース。
向かいの奥さんがいろいろ教えて下さって、ここは洋品店をされていたのですが、早々に店をやめられたのでこのままの状態で残っているそうです。渋いですね。

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(16)川越織物工場跡。
こちらでも壁紙が生産されていたそうです。
右奥の建物が会場でした。

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松谷真未さんの「髪の着物−髣髴−」です。タイトル通り、髪の着物がたくさん展示されていました。それをさらに薄い紗で囲っています。この紗で工場の空間が仕切られて面白い感じになっていますし、移りゆく光による変化もいいというお話をされていました。美術館を出て展示する面白さは、時々によって鑑賞条件が変わっていくところにもあるのかもしれません。

この時、作家さんにいろいろお話を伺ったのですが、後日談として、神戸ビエンナーレ会場で私を見つけてくださってびっくりしました。

長くなりますので、その2に続きます。


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<関連記事>
 「木津川アート2011が始まりました」
 「木津川アート2011・加茂篇(1)」
 「木津川アート2011・上狛篇」
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<関連リンク>
 ○木津川アート公式HP
 ○木津川アートスタッフブログ
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2011年12月24日 (土)

クリスマスプレゼントをいただきました

知人の「旅のーと」の皆さんから、クリスマスプレゼントをいただきました。
(クリスマスプレゼントとはおっしゃってないのですが、タイミング的に)

「記事を書きました」で紹介した「まちの日々180」の記事を書くときに、お世話になった皆さんです。企画の相談をしたり、最初の原稿を読んで意見をいただいたり、写真を選んでいただいたりしました。

どかっと数百枚の写真を渡して選んでいただいた中から、さらに素敵な新潟の旅のスライドショーや絵はがきセットを仕立てていただきました。受け取って思わずじーんと。
ユーチューブのスライドショーは初めて作られたそうです。

と、事情は非常に個人的ですが、できた作品は誰でも見ていただけるものですので、ここで紹介しておきます。
※音楽が流れます

●にいがたノート まちの日々 篇

●にいがたノート さがす旅 篇

●にいがたノート 出会う旅 篇

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あと、こちらが絵はがきセットです。

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商品シールまで!凝ってます。

・・・以下、個人的な説明です。

旅のーとの皆さんとは、結構前にバイト先で知り合って数年をバイト仲間(私はやや後輩)として過ごし、その後はそれこそ時々手を振り合うような関係です。
旅のーとの皆さんは、定期的に赤穂などで写真展などを企画されています。それも来た人が楽しめるような写真選び、工夫があって、音にもこだわっておられます。

これまで私は旅のーとの皆さんと共同で何かを作ったりということはなかったのですが、関心の重なる部分が多くて、いい写真展・美術展のお知らせをいただいたり、ごくたまに会ったり、小旅行に出かけたりしています。
一度何か一緒にさせていただきたいなあと思って、この機会にお願いしました。本当はもっと共同作業になるといいなと思っていたのですが、私がうまく企画をまとめられなくて。

かなり面倒な作業をお願いしましたのに、追加の作品まで作っていただいて、旅のーとのみなさん、ありがとうございました!

<関連記事>
 「歩いてほのぼの写真展」(赤穂)・・・2008年
 「赤穂でお散歩」
 「坂越のぼり、おり」

 「記事を書きました」
  新潟旅行の目次

 

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室津の商家(2010年11月)

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海の宿場町・室津では、江戸時代の最盛期、参勤交代の大名が泊まるために6つもの本陣があったそうですが、残念ながら1つも現存しません。
しかし現在、江戸時代の2つの商家が公開されています。
1つは、たつの市立室津民俗館となっている旧海産物問屋の「魚屋」です。
参勤交代時の脇本陣としても使われたそうです。

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内部は資料館になっています。
障子の桟が実に繊細。

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シンプルですが、とても凝った細工がされています。

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天井の高い台所。

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「魚屋」は山側に建てられていて、表は直にメインストリートに面していますが、裏庭があります。

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庭に大きな石の洗い場がありました。
ここで魚を処理したりしていたのでしょうか。

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2階へは目立たない階段があります。

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脇本陣として使われた時には大名は2階に泊まったそうです。
そのため、一部、高くなっている座敷があります。
写真は駕籠の展示です。

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透かしの円窓も風流です。

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欄間なども様々なものがあります。
こちらは木の葉のような欄間。

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こちらは籐を絡ませたような欄間です。

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もう一つの公開施設は、たつの市立室津海駅館で、18世紀中頃に建てられた廻船問屋「嶋屋」の建物を改修したものです。
室津は瀬戸内の廻船、参勤交代、長崎のオランダ人の江戸参付、朝鮮通信使の宿場として使われたので、この4つのテーマで展示があります。ただ、内部撮影は禁止でした。

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海側に建っているので、すぐ裏は港です。

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2階からは港が眺められます。

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内部撮影禁止ではあったのですが、釘隠が見事だったので、これだけ撮らせて下さいと許可をいただいて撮影しました。
こちら、私は橘かなあと思ったのですが、違うらしいとのこと。何でしょうね。

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葵でしょうか。写実的です。

室津にいらっしゃったら、ぜひこの2ヶ所とも訪ねてみて下さい。
海の宿場町としての歴史がよく分かります。

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2011年12月18日 (日)

室津の港町(2010年11月)

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1年前の訪問で、どうまとめようかと思ううちに時間がたってしまったのですが、気軽に行けない場所なので簡単に報告しておきます。

昨年11月、以前から行きたかった室津に出かけました。
室津は兵庫県西部、御津町にある港町です。
昨年1月に訪問した相生とは岬の裏側の位置関係です。
1300年前の奈良時代に行基が開き、江戸時代には西国大名の参勤交代や朝鮮通信使の上陸地点として、賑わったそうです。

それほど交通の要所でしたが、今はむしろ不便です。私は車を使わないので、山陽電鉄網干駅まで行って、そこからバス、と思ったのですが、出遅れてちょうど良い時間のバスがなく、タクシーを利用しました。バスなら20分ほどです。

この辺りはリアス式の海岸で、七曲がりという海岸沿いの崖上の国道を通ります。海岸の集落には国道から坂を下ります。室津も国道のバス停で降りると、坂を下らないといけません。
タクシーだったので、狭い道を降りてもらいましたが。

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室津に下る道の入口あたりにあった地図。
とても入りくんでいます。

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狭い土地なので、集落は斜面まで埋め尽くしています。

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集落の中心と思われる場所。集落の骨格となる道に、坂から降りてきた道が合流しています。

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この辻に室津村道路元標(距離基準点)がありました。

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集落を貫く道は海岸に平行してゆるくカーブしています。
この通りを歩いていても、すぐ裏の海はあまり見えません。

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建物の裏側に出ると、池のような船だまりがあります。
ここが室津港です。ほんとに小さな港です。
漁船がぎっしりと並び、今は漁港として賑わっているようです。

左に見える岬が小指を曲げたように港を抱え込んでいます。
天然の風避け港。丘の上には賀茂神社があります。

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船の舳先には勇ましくきらびやかな装飾が施されています。
華やかな大名の船を迎えていた影響なのでしょうか。

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「アサリ」の文字が見えます。おばあさんの話では、今は魚より貝が主体だとのことでした。カキでも有名です。

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干物も干されています。

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小さな造船所もありました。

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この町にとって重要な場所である賀茂神社を目指しました。
途中で見かけた井戸。必要な水の量も多かったでしょう。

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参道の石畳。パズル状に石を組んでいます。

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賀茂神社は丘の上にあり、非常に立派です。
京都と同じ「賀茂神社」であるということもそうですが、この港の重要さを示しています。

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※クリックすると拡大します。

境内の見取り図が掲示されていました。
これだけの建物が並んでいます。

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これに加えて印象的だったのは、檝取(住吉)社です。
「かじとり」ですので、船の運行に直接関係する祭神なのでしょう。
海を見守る位置にあります。

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手前は岬で、3つの小島は唐荷島、そして向こうに見える大きな島は家島諸島です。

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神社を抜けて港に降りる道があります。

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港の防波堤から眺める室津。
船からの視線です。

次回は建物の中を紹介します。


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2011年12月 1日 (木)

新潟さか歩き(2)坂道めぐり

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今回、新潟に寄った目的は、もちろん新潟のUさんたちにお会いすることなのですが、また新潟の坂道を案内していただくことでもありました。ちょうど新潟のまち歩きマップの4枚目となる「新潟の町 坂道めぐり 寺町あるき」が出たところで、デザインをされたUさん自ら案内してくださるという贅沢なまちあるきです。

このマップはこちらでダウンロードできます。
非常にこだわりのある地図で、3枚目までが(4枚目は間に合わず)、今年、都市計画学会の「自治体優秀まちづくりグッズ賞」を受賞されています。

新潟の旧市街は信濃川・阿賀野川が運んだ砂を、日本海の海流や風が吹き戻してできた砂丘のふもとにあります。ですから、大きな平野の海岸部にありながら、多くの坂道や階段が連なっています。

坂道あるきは南側からスタートしました。
最初の写真は招魂社跡の階段です。戊辰戦争の戦死者を祀る招魂社が、明治元年から昭和20年に移転するまでここにあり、その名残を留める階段です。

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招魂社にちなむ、しょうこん坂。
右の洋館も前から気になっています。

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今回ぜひにと勧めて下さった諏訪神社裏の階段。
非常にマニアックです。諏訪神社は新潟が街になる以前の古くからある神社です。

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砂丘だった丘には神社がいくつもあって、そのひとつの御林稲荷社です。
砂丘は海からの風や波を防いでくれますが、飛砂や動く砂丘はやっかいな存在でもあります。
砂防林の松を植栽するにあたって建てられたのがこの神社だそうです。

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御林稲荷社のあたりの坂道はとりわけ趣があります。

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舗装されているにも関わらず、自然のような小道。

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先ほどの坂をもう一度。何度も行きつ戻りつ味わいます。

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さて、また不思議なものにも案内してもらいました。
洞窟のようですが、趣向を凝らしたお店の入口だったそうです。
教えていただかないと分かりません。

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カトリック新潟教会の裏にある、みその保育園。
古い趣きある建物ですが、老朽化のため、今年3月末で閉鎖され、旧司教館とともに解体撤去が決まっているらしいです。惜しいことですが。
「新潟教会聖堂裏敷地利用検討委員会ニュースVol.1」

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砂丘も大部分が宅地化されていますが、海寄りにはまだ防砂林の松林が残っていて、砂丘の砂を踏みしめることができます。
砂丘は海岸線に沿って何列もあり、この一番海側の砂丘は「浜寄り砂丘」と呼ばれているそうです。

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歩いて行くと海に出ました。
ここまで来ると、松林が防いでくれている風の強さを感じることができます。

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再び松林を歩いて行くと、大砲と白い小屋が現れます。
ここはドン山といって、明治6年から大正13年まで時報として使われた大砲が据えられていたそうです(この場所には大正8〜13年まで)。元々の大砲は戦争で供出され、これは復刻版です。

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砂丘の上や斜面は、近代の郊外住宅地でもあります。
その建物のひとつに留められていた陶器のプレート。
ここ自体が陶器屋さんだったのでしょうか。
前回写真を撮り損ねて心残りだったものです。

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二つに分かれる田中町の階段。
以前にも訪れた印象深い階段です。

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老舗料亭・行形亭に張られていた各種プレート。
陶器製もあります。

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砂丘に切り通しの道があって、その断面にも階段があります。
近代を感じさせる階段です。

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入り組んだ路地も案内していただきました。
古い手押しポンプと洗い場。

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結局、今回も日和山まで歩きました。
日和山の階段は、きれいなチューリップで飾られていました。
坂道のある街は良いものです。

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歩き回った後はまちなかの喫茶店へ。
ランプのマークが素敵です。

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一度明るいうちに日本海の景色を見ながら帰りたいと思っていましたので、帰りは特急「北越」から金沢で「サンダーバード」に乗り継ぎ、大阪に戻りました。

Uさん、新潟ではたいへんお世話になりました。
5月の旅行の話なのに長らく話に付き合っていただいた皆さんもありがとうございました。

また、次回の新潟歩きで。

<関連記事>
 ○過去3回の新潟歩きの目次
 ○今回の山形旅行の目次

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