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2011年11月

2011年11月29日 (火)

新潟さか歩き(1)新潟よたび

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随分、間があいてしまいましたが、春の山形旅行の続きです。
山形を巡った後、最後に新潟に1泊しました。私にとっては4度目の新潟です。
信濃川を越えて旧市街に入るとき、私は最も「新潟に来た」という気分になります。

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今回もUさんにお世話になり、「しののめ」という居酒屋さんに連れて行っていただきました。
もちろん新潟のお酒もいろいろと。

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翌朝はまたリクエストで喫茶店に案内していただきました。
古町のエトワールというお店です。アーケード商店街の2階にあります。

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モーニングセット。
窓からは商店街を行く人を眺めることができます。

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ゴールデンウィークの新潟は、あちこちにチューリップが飾られていました。
関西の私にはチューリップ=富山のイメージですが、新潟もチューリップ。

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商店街ではチューリップの花によるタペストリーも。

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そのまま上古町のアーケードを歩いて行きます。
昔からのお店に若いお店が混じるエリアです。

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上古町にはおしゃれなお店が結構あって、増えているようです。
こちらは古町糀製造所さん。
(オープンは2009年7月)

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昨年に続き、医学町通の北書店さんにお邪魔しました。
2010年1月末に惜しまれつつ閉店した老舗書店・北光社で店長をされていた佐藤さんが開かれた書店です。決して広くはありませんが、こだわりが行き届いています。

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昨年訪れた時よりさらに素敵な品揃えと展示の書店になっていて、近くにあったら入り浸ってしまいそう。こんな書店があることが街の文化だと思います。
新潟にお出かけの際は、ぜひお立ち寄りください。

私が最初に新潟を訪れたのは2008年の5月で、この旅行でちょうど3年がたちました。その間にも当たり前ですが、街は変わっていきます。私は相変わらず旅人ではあるのですが、新潟への旅は、少しずつ過去の記憶を共有することになり、また知人からいま進んでいる状況も届くようになって、「新潟との旅」、特別な旅になっています。

<関連記事>
 ○過去3回の新潟歩きの目次
 ○今回の山形旅行の目次


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2011年11月26日 (土)

旧新田小学校とオルガン(豊中市)

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先日、「十三のいま昔を歩こう」の記事を見て、豊中市の旧新田小学校が一般公開されていることを知り、ちょうど近くに行く用事がありましたので、見学してきました(既に終了)。

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旧新田小学校は明治33年(1900年)に建てられた木造校舎です。築100年以上!鉄筋コンクリートの小学校に通った私にも懐かしさを感じさせる建物です。

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素敵な教室の様子など、新之介さんがいい感じの写真で紹介されているので、私はできるだけかぶらない内容で紹介したいと思います。

ちなみに机と椅子、教卓、教壇は大阪市の御津小学校のものだそうです。
かつての生徒や先生、地域の人たちの思いのこもった建物や机などをこうして残して下さっていることはありがたいことだと思います。
大阪市の旧精華小学校も残してくれたらいいのに。

私は終了間際に訪れたのですが、係の方(豊中市教育委員会の方?)は、急かすこともなく、とても親切に案内してくださいました。

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教室の柱と天井には耐震補強の部材がわたされていました。

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教室内部がパステルカラーに塗られたのは昭和30年代らしい。頭の片隅に置いておくと参考になりそう。

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教壇のふたを外すと掃除道具入れになります。合理的。

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この日の公開では、説明資料を自分でガリ版刷りして持ち帰れました(他に印刷物もあります)。
なかなか遊びごころある趣向です。
豊中市教育委員会のファンになりそう^^

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蓄音機でレコードも聴かせてくださいました。

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昔の教材や豊中市の小学校の歴史など、興味深い資料は多々あったのですが、ここでは一番奥の部屋(教室にも)に並べられていたオルガンを紹介したいと思います。

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オルガンの鍵盤の上にはレトロなボタンが並んでいます。

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夢のあるヤマハオルガンのロゴ。

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中でも気になったのが、オルガンのペダルのデザインです。

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こんな点描風の素敵なペダルなんです。

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同じく点描風。

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これは機構を図示している?

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明治のオルガンのペダルは職人気質ですが、やはり美しいデザインです。
それだけオルガンは夢のあるものだったのでしょうか。

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ついでながら、ミシンのデザインも美しいものです。

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シンガーミシンの脚の部分。
ミシンもそこから洋服が生まれるので夢のあるデザインにしているのでしょうか。

旧新田小学校は、毎年秋に一般公開されているようです。ご興味を持たれた方、ぜひお出かけ下さい。

新之介さん、ありがとうございました。

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2011年11月25日 (金)

大阪市立大学の近代建築

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秋口の話になるのですが、大阪市立大学に出かけることがありました。
大阪市立大学は、大阪市の南端、杉本町にあり、前身の市立大阪商科大学時代の近代建築の校舎が残っています。

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ちょうど訪れたとき、「モダニズムの学舎と建築家伊藤正文 -大阪市立大学初期学舎群-」という企画展示が行われていて、大学所蔵の図面や写真などが展示されていました。(レポートが遅くなってすみません)

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<大阪都市計画一覧図、大正14年頃?>
※クリックすると拡大します

大阪市南部の杉本町は、上町台地の延長が泉北丘陵へと連なる微高地で、人工的に掘られた大和川はここで迂回しています。
大正時代までこれといった施設などはなく、北東にあびこ観音、西に摂津メリヤスの工場が見えるぐらいです。まだ現在の阪和線は通っていません。

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しかし、昭和4年に阪和線(当時は阪和電気鉄道)が天王寺〜和泉府中間で開通し、この時期に一帯で土地区画整理が施行されるとともに、市立大阪商科大学のキャンパス用地が確保されました。現在の杉本町駅東側の部分はまだキャンパスではなかったようです。
東側の予科・高等商業部と、南の本科に分かれていました。

この間の経緯については、木方十根さんの『「大学町」出現』(河出ブックス、2010年)の中で1章割かれています。(興味深い本ですので、ぜひ)

また大阪市立大学でも『大阪市立大学の歴史』(2011年)という記念出版があって、こちらは大阪商科大学以外の工学部、医学部などの源流についても詳しく載っています。

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<展示より>
さて、初期の学舎群は昭和8〜9年に建設されたのですが、今も5つの建物+渡り廊下が残っています。

これらを順に見て回りました。あいにく工事中だったのですが。

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まず見るからに中心的な1号館(旧大阪商科大学部校舎)
設計したのは大阪市建築課の主任技師・伊藤正文だそうです。モダニズムの建築家で、非常にすっきりしている分、近代建築とは気付かない人が多いのではないでしょうか。

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玄関の車寄せの照明。

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中央の階段。あいにくの工事中です。

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左右にある鉢は、よく見ると大正7年度卒業生の寄贈らしく、校舎以上に古いものです。

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側面には半円のベランダが飛び出しています。

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こちらは旧図書館。学生サポートセンターとしてリニューアル工事中でした。

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一方、予科校舎だった2号館。
こちらはもっと近代建築とは分かりにくいです。

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言われてみると、丸窓があったりしますね。

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最後に体育館です。今も第1体育館として使われています。

京都大学や関西学院大学などに比べると近代建築の校舎があるといっても地味ですが、モダニズム建築として興味深いものだと思います。

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2011年11月20日 (日)

新・福寿荘を探検(大阪市西成区)

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ツイッターで流れて来た情報で、大阪市西成区山王にある新・福寿荘というアパートに出かけてきました。駅でいうと天王寺か動物園前。市大病院の裏手で、崖の途中に建っている、築60年といいますから昭和20年代の木造アパートです。赤い板で覆われて、とっても目立つ。

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入口は3ヶ所あるのですが、今は崖上の1ヶ所のみ使われています。
扉はこんなですし、入るまではうーんという感じでした。

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ちなみに見下ろすと、山王の街の屋根が連なり、見晴らしが良いです。
たぶん西日は強烈。

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ここ新・福寿荘で、12/4(日)まで梅田哲也さんの展覧会「小さなものが大きくみえる」が開催中です。今年の初めに「絶滅危惧・風景」展を見て、まち歩きツアーにも参加して、非常に面白かったのですが、新・福寿荘はその展覧会を手がけられたブレーカープロジェクトさんの活動拠点であり、この展覧会はこれからアーティストが入って様々な制作をするオープニングとなるイベントだそうです。

(以下、引用)
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■会 期:2011年11月12日(土)~12月4日(日)
      ※close毎週火曜日
    平日:15:00 -19:00/土・日・祝日:11:00 -19:00

■会 場:新・福寿荘(大阪市西成区山王1-5-31)

■アクセス:「動物園前」駅(大阪市営地下鉄御堂筋線/堺筋線)[2]番出口より 徒歩10分 
 *mapはこちら

■ 入場料:300円(高校生以下無料)
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ドアを開けると息を呑みます。
一気に時代をタイムスリップ。
6〜7年前までは人が住んでいたものの、かなり傷みもあったそうですが、ブレーカープロジェクトさんが大掃除と改修をされて、ある程度きれいになっています。

普通は玄関を入ると上に上がる階段があるのですが、ここは崖なので下に降りる階段です。
これだけで既に来て良かったという感想。
受付で300円を払って、説明を受けます。
「あちこちにあるひもは引っ張ってもらってかまいません」
わくわくします。

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決して高級な造りのアパートではないと思いますが、床板は結構幅広の板を使っています。
いいですね。木の床。

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上を覆っていた新しいものははがし、極力古いものを残しつつ、展示をしているそうです。

各部屋にいろんな仕掛けがあり、それをひっぱったり、回したりしながら見て回り、屋根裏に上がったり、下に降りたり、ちょっとした探検気分です。廃墟好きの人にも好まれるかも。
ネタバレするといけないので、紹介はこれぐらいにしておきます。

あとは是非体験してみて下さい。斜面を利用したアパートのもつ元々の存在感がすごく、1階の洗い場には驚きました。作品もアパートを大きく使った仕掛けです。

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廊下の突き当たりの窓。風に揺れる木の影がアート作品みたいです。

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たぶん昔住んでいた子どもが描いた壁の落書きも残っています。

古いアパートファンはもちろんですが、面白い空間ですので、ぜひ訪ねてみて下さい。
ついでに山王の街や商店街の散策もどうぞ。

関連イベントでまち歩きツアーもされるそうです。
(以下、引用)
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■関連イベント
「まち歩きツアー」※詳細はこちら
 活動エリアとなる新世界・西成(山王・飛田・太子)を巡るツアー
 □日程:会期中の土曜日(11月12日19日、26日、12月3日/ 各回14:00〜15:30 
 □定員:各回10名
 □参加費:500円
 □集合場所:新・福寿荘 受付

→要申込・先着順(受付開始:10/12  締切:参加希望日の1週間前まで)
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なお、梅田哲也さんは、神戸・新開地の神戸アートビレッジセンターで、姉妹展の「大きなことを小さくみせる」展を開催されています。

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2011年11月16日 (水)

「はならぁと」の大和郡山を歩く

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少し間が開きましたが、「はならぁと」のならまちを歩くの続きです。
城下町の大和郡山でも、奈良・町家の芸術祭「はならぁと」が開催されていましたので、ならまちを見た後、そちらに移動しました。

まず向かったのは、杉山小児科医院です。
見ての通り、柱を壁面に露出させたハーフティンバーの洋館です。
大正10年頃の建物ですが、非常にきれいに整備されています。

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今も診察室の雰囲気などは残されています。
ここでは3人の作家さんの展示がありました。

高い吹き抜けの階段室壁面を使われていたのが、いしかわかずはるさんです。
紐で描かれた母子像が柔らかい光に照らされています。

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吹き抜けの高窓。

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同じく、いしかわかずはるさんの作品が、窓にもつけられています。
遊ぶ子供たち。ほんとに診察室にあってもいいなあと思う作品です。

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続いて浅井邸酒蔵の郡山水中美術館へ。
郡山と言えば「金魚」です。金魚の柄をモチーフにした藤本絢子さんの大きな絵などが展示されていました。

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それはそれで良かったのですが、私が気になったのは、酒蔵の隣に建っている建物。
蔵を洋風に改造したような不思議な建物です。

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大和郡山にも鍾馗さんがおられます。
この鍾馗さん、孫悟空みたい。

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次は旧川本邸という元遊郭の建物に向かいます。
ちょっとした石橋を渡ると別に世界に入るようです。
向こうの3階建てが旧川本邸です。

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細かな桟が美しい建物です。
大正11年〜13年にかけて建てられた建物。
今回、初めて入ることができました。
耐震性の兼ね合いで危険があるということで、入るときに誓約書に署名します。

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今まで、繊細ながら飾り気は少ない外側しか見たことがなかったのですが、中に入るとぜいたくな空間が目をひきます。例えば中庭。

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中庭から部屋と廊下をはさんでまた裏庭が食い込んでいます。
通庭〜中庭〜裏庭と並び、とてもぜいたくに空間を使っています。

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トイレの窓が松竹梅。
トイレ自体も松竹梅なのかまでは確認できませんでした。

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天井に付いていた飾り。ここに電球がはまっていたはずです。

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階段を上って2階へ。
階段は3ヶ所にあります。

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2階は板で締め切られているので暗いですが、ほんとなら中庭からの光が差し込むはずです。
表に面して3畳の小さな客間が並んでいました。

2階から3階へは大階段があり、3階にも3畳の客間が並んでいるようです。(上がれません)

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通庭にあった照明器具。

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帳場の障子にハートマーク。
建物全体に重い雰囲気なのですが、ちょっと和みます。

この旧川本邸については、旧川本邸保存活用プロジェクトという活動が行われていて、これまで地元の大学生などが清掃活動を行い、ようやく今年から活用(公開)されるようになったようです。
今回、はならぁとで見学できたのも彼らのおかげなのでしょう。

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大和郡山の街を歩いていると、他にもこんなのこぎり屋根の工場もありました。

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木造の古そうな建物も。
建設会社の事務所として使われていました。

大和郡山のはならぁとは、全てを回ることができませんでしたが、私が回ったところだけでも建物が魅力的で、見応えがありました。
これらは他のイベントでも公開されるようなので、また出かけてみたいと思います。

<関連記事>
 「奈良の町家ではならぁと開催中」
 「「はならぁと」のならまちを歩く」

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2011年11月14日 (月)

大阪のレトロアパートいろいろ

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天下茶屋の白菊荘(2006.3.25)

大正区のレトロアパートの紹介が一部で好評でしたので、この機会に今までに見てきた大阪のレトロアパートについて、紹介済みのものも含めてまとめてみました。
まず北天下茶屋の近くにある白菊荘です。

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西住之江のアパート1(2007.4.9)

これは既に使われていない雰囲気です。

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西住之江のアパート2(2007.4.9)

こちらは訪問時、入口が開いていました。

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十三の2連アパート。(2008.8.2)

とても画になっています。紹介済み。

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堺・宿院のアパート(2009.5.23)

入口が2つあるのは、男女で分けられていたりしたのでしょうか?

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堺市・六条通のアパート。(2009.10.31)

柱のタイルが素敵です。紹介済み。

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天王寺の千寿荘。(2010.5.1)

もしかしたらアパートではないかもしれないのですが、私が一番気に入っているものです。
以前に詳しく紹介しました。
「楽しい庚申街道」

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北田辺の衣笠荘。(2010.12.11)

これも素敵な建物です。これも以前に紹介。
近くに第二松栄荘というのもあります。
「北田辺の戦前住宅地」

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九条のアパート(2011.4.30)

ひと気が感じられませんでしたが、ドアは開いてました。
大きく育った木がいい感じです。

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九条のアパート・裏側(2011.4.30)

L字型に張り出している部分があります。

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姫松の月見園(2011.9.11)

この月見園と次の松栄荘は、阪堺電車上町線の軌道脇なのでご存じの方が多いかもしれません。
月見園は1964年の築だそうです。物件情報が出ていて、間取りは1Kと2K、賃料は月2万円前後。

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姫松の月見園2(2011.9.11)

横から見ると木造であることがよく分かります。

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姫松の松栄荘(2011.9.11)

その斜め向かいにあるアパートです。
きれいに維持されているようですね。

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立花の西平和荘1(2011.6.7)

最後に大阪ではないのですが、尼崎市の立花のアパートを紹介しておきます。
これも結構素敵な建物です。

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立花の西平和荘2(2011.6.7)

この佇まいが良いでしょう?

これからも素敵なレトロアパートに出会ったら記録していこうと思います。

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2011年11月 9日 (水)

記事を書きました

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新潟から「まちの日々180」の第4号が届きました。
新潟の180編集室で発行されている32ページの小冊子で、今回の旅特集、私が巻頭の記事を書かせていただいています。

感慨深いものですね。
本の束を抱えて重みを味わい、インクのにおいをかぎました。

いつかは記事を書かせていただくこともあるかとは思いましたが、いきなり特集記事だったのにはびっくりしました。個人的な「新潟との旅」について書いています。

でも売れなかったら、私の責任も大きいのではなかろうか?
新潟の書店などで、525円で売られます。
関西では、今のところ、京都の恵文社一条店さんで扱われているそうです。

見てみたい方は私までご連絡ください。

*なお、新潟の記事は下記にまとめてあります。
 「目次-国内旅行-新潟」

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2011年11月 4日 (金)

木津川アート2011が始まりました

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11月3日にスタートした木津川アート2011に出かけてきました。
木津川市(京都府南部で、奈良市のお隣)の木津、下狛、加茂の3エリアで開催されている、まちなか回遊型の現代アート・イベントです。
会期は11月13日(日)まで、時間は10時〜17時(最終日は16時まで)。

詳しくは改めて紹介しますが、今回は概略、訪ねる人に役立ちそうなことをお伝えしておきます。

なお、私は今回、下狛エリアからスタートしようと思いながら、電車を乗り間違えて加茂に行ってしまい、結局、加茂エリアしか回っていません。
今回はモデルルートが設定されていて、下狛駅から歩き始めるのが分かりやすいようです。

私は加茂駅から歩き始め、木津川を目指しました。
木津川土手も会場の一つです。(途中、いくつも会場があります)

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ここの作品はこれ。(24)許斐英明さんの「風の標べ」。
一見、「何これ」ですが、風が吹くと音が鳴るという仕掛けです。
でも私が行ったときは風が吹いていなくて音が聞けず。

この作品を見に行くときは、風の吹き具合を参考にしてください。

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なお、各会場にはスタンプが設置されていて、スタンプラリーが実施されています。
24ヶ所全部回らないといけないのでハードルが高いですが、抽選で商品があたるそうなので、全部回る方は参加してみて下さい。スタンプも会場にちなんだデザインで楽しいですよ。

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私がまず木津川を目指した理由はお弁当を食べるため。
木津川市名産弁当というのが全部で11種類あって、その日ごとに、何種類かが販売されています。写真のものは「鮎の塩焼き弁当」850円です。

木津駅の改札を出たところにある臨時観光案内所で売っていました。
それ以外の販売場所、平日も売っているのかは知りません。

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あと加茂エリアで印象深いのは、(14)松田木材での林直さんの「みつめる写真館」。いろんな方の大切にしているものをみつめる写真展です。

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(22)加茂JA倉庫では3人の作家さんが展示していますが、一番手前の竹股桂さんの「The Vessel of Loci」は、いわば和製プラネタリウム。ゆったり回転する光がきれいです。
ただし、ここは「撮影禁止」なのでご注意を。
他の多くの作品は撮影OKです。

※作家さんと作品の対応関係を間違えておりました。大変失礼しました。
 現在は訂正しています。

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(15)旧加茂図書館での、少年少女科学クラブさんの「Catch the Sun」にはある仕掛けがあるのですが、それは現地でお確かめ下さい。
ただ、お勧めの時間帯は、日差しの強い日の15時半頃だそうです。

回ってみて、多くの会場は空き家であったり、空き工場であったりして、失われたものの多さに思い至らされます。アート展がひとつのきっかけになればいいのですが。

多くの人が会場を回っていて、地元の人も多いようでした。
地元の人や作家さんとの会話も楽しい要素です。

コンサートやトークショーなどのイベントもいろいろありますので、ホームページでご確認ください。

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あとお節介ながら、このエリアの見どころは銅の雨樋の精巧さだと思います。
なぜか花を咲かせていたり。
住民の方の迷惑にならない程度に見てみて下さい。

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あと、加茂エリアでは、「加茂食べ歩き」というイベントも同時開催されています。
500円で4枚つづりのチケットで、加茂の11店舗で、スイーツや串カツなど決まったメニューと交換できるようです。価格からしてお得感があります。

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例えば、木津川土手近くの小間安老舗さんは、みたらし団子と亥の子餅のセットがチケット1枚で。

チケットは土日祝日は加茂駅を北に出たところの特設販売所で販売していますし、各店舗でも販売しているようです。
ご参考まで。

街も魅力的です。ぜひお出かけ下さい。

<関連記事>
 「木津川アート2011が始まりました」
 「木津川アート2011・加茂篇(1)」
 「木津川アート2011・上狛篇」
 「木津川アート2011・木津本町篇」

<関連リンク>
 ○木津川アート公式HP
 ○木津川アートスタッフブログ
 ○気まぐれblog「木津川アート2011」
 ○大阪アホげな小発見。とか「"木津川アート2011"へ行って、雑感あれこれ」

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2011年11月 2日 (水)

大正区のレトロアパート

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このところ、レトロなアパートが気になっています。
木造の中廊下の共同住宅で、玄関で靴を脱いで上がるようなものです。
大正区の三軒家東4丁目にそんなアパートがありましたので、3つ紹介します。

まず新和荘です。

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玄関は普通の家の玄関のように突き出しています。
小屋裏の換気口が「目目」の形で、古いタイプ。

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側面から。木製サッシがよく残っています。
隣の駐車場も味わいあり。

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木製サッシの色が淡いブルー。

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近くの三軒家公園には「近代紡績工業発祥の地」の碑が建っています。
明治16年にこの地に大阪紡績会社ができ、大阪の繊維産業を発展させるきっかけになったそうです。明治19年には早くも電灯を灯して夜間操業をするようになり、賑やかな土地となったようです。

当然、周囲には多くの職工が住んでいたのでしょう。

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続いて、三都アパートです。
大きな名前のアパートです。
角に玄関が取られ、中に廊下があります。

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反対側から。

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こちらも淡いブルーの木製サッシです。

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縦に回転する木製窓も使われています。

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3つめ(2軒並びですが)は、三角形の土地に建っているの少々複雑な形です。

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特にこちらの建物は入口のあたりが非常に複雑です。
斜めの土地の隙間を埋めるように玄関が取られています。

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角はこんなに鋭角。

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いったいいつから「空室あります」だったのだろうと思うほど古い看板が掛かっていました。
今は住んでおられない雰囲気です。

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アパートの裏側です。

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外に洗い場があります。
大勢人が住んで賑やかだったのでしょうね。

大正区のアパートは、住吉区のアパートなどのように整っているわけではないですが、とても味わいは感じられました。機会あるなら、中も見てみたいものです。

<関連記事>
 「大阪のレトロアパートいろいろ」

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