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2011年7月18日 (月)

旧尼崎警察署を見学(2010年11月)

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昨年の秋のことなのですが、J-heritageさんの企画で旧尼崎警察署を見学する機会がありました。
写真主体ですが、お蔵入りする前に載せておこうと思います。

外観は、以前「尼崎近代建築ラリー」の記事で紹介しました。
阪神尼崎駅の近くです。

この旧尼崎警察署は、大正15年(1926年)に尼崎城跡の二の丸に建設され、昭和45年(1970年)に移転するまで、警察署として使われていました。その後、平成7年(1995年)の震災まで、城内児童館、市役所の城内出張所、青少年の武道場として使われていましたが、現在は使われていません。

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地上階の内部は児童館などに使われていたため、間仕切りが追加されて、警察署時代の面影はよく分かりません。
ただ、ところどころ、壁から柱の曲線が飛び出していることや、奥の曲面の壁などに名残がうかがえます。使われていない部屋を開けると天井に装飾が残っていたりもしました。

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武道場に使われていた3階の部屋はきれいでした。
柱や窓の形に名残があります。

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でも一番私が気に入ったのは階段です。
警察署時代からそのままではないでしょうか。

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階段手すりにはタツノオトシゴのような装飾が入っています。

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階段の親柱は大理石でできているようです。

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長らく塗り直されることなく、そのままの状態です。

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一方、別の階段には木製の手すりが付いていました。
ささやかながら、装飾があります。

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最も警察署を感じさせるのは地下です。
昔はここに留置所がありました。

緑の鉄骨は、阪神の震災後に入れられた耐震補強です。

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掃除のおかげでかなりきれいになっています。
扉や窓はそのまま。

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部屋の表示板は懐かしい木の看板です。

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何か利用されると良いのですが。

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留置人の日課表というのが残っていました。

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ここから先が留置所の部屋。

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部屋番号。ここから食事を渡していたのでしょうか?

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部屋の中です。
なお、こんなに暗いのは窓を塞いでいるからで、もともとこんなに暗かった訳ではないようです。
フラッシュをたいてようやくこれだけ写ります。
壁には落書きがびっしりと書かれています。

旧尼崎警察署は時々イベントには活用されていますが、常時開いている訳ではなく、現状保存されています。本格的な公開には手を入れないといけない部分があるようですが、なんとか活用されればと思います。

○関連ブログ
 One Flight Down「旧尼崎警察署」

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コメント

 こんにちは!二日連日の更新ですね。まず旧警察署の印象は、やっぱり「牢屋」が強烈。ここでお勤め(どの字を使ったらよいのやら)していた囚人(さん)たちは恐らくもうこの世にはいないんですね。たつのおとしごが出てきて、干支がそれの父を思い出しました。耐震補強の緑は良いですが、こちらの市役所の外側の真っ黄色は強烈です。移住する前に訪れた時には確かなかったものだったのでびっくり。感想を一緒にしますが、私は東京出身なので我孫子と聞くと千葉県しか浮かびませんでしたが、我孫子前となっているから違うんだと思いました。素敵な長屋ですね。どなたか借りて長く使ってくれたら家も喜びそうです。この数日お天気の不順さに負けたのか、風邪気味で胃腸が痛くて萎えております。いくらなんでも寒すぎるよー!って文句言っても行くところないから身体を慣らすしかないですね。また知らない所に連れて行って下さい。

投稿: まあちゃん | 2011年7月22日 (金) 15:06

まあちゃんさま、こんばんは。
やはり拘置所がすごいでしょう。使われていないから余計にだと思います。
我孫子前は、ここから数km先に、あびこ観音といって厄除けのお寺があります。おそらく熊野街道から分かれた道が伸びているのでその地名なのでしょう。
そちらはかなり寒そうですね。風邪をひかれませんように。

投稿: びんみん | 2011年7月23日 (土) 23:02

 こんにちは いつも楽しく拝見しております。
長らくオツトメを経験したモノですが、少し誤解があるようなので横レスさせて貰います(笑)。

先ず留置場(警察署内)と拘置所そして刑務所の違いです。
留置所は警察に逮捕・拘留された被疑者が拘禁される施設で、泥酔者が入るのは保護室(トラ箱)です。
拘置所は未決拘禁者つまり捜査が終了し起訴され判決が出るまで身柄を収容する施設。
刑務所は裁判の結果、懲役・禁固など刑罰が確定した者が刑に服する施設。
なお死刑囚は絞首の瞬間が刑の執行なので其れまでは拘置所で身柄を確保されます。
つまり確定判決が出るまでは「推定無罪」なのです。

警察の方が大衆の中では勤務先を「うちの会社」と云うように稼業人は現役の時「サラリーマン」、塀の中時代を「海外勤務」と称します(笑)。

投稿: 難波のやっちゃん   | 2012年1月16日 (月) 14:58

難波のやっちゃんさま、コメント感謝です。
山本龍造さんのところで、よくお見かけしますね。ご覧いただいてありがとうございます。
コメント欄の方ですね、用語が混乱していてすみません。
留置所と拘置所の違いがよく分かっていませんでした。
詳しい解説ありがとうございました。
ちょっとびっくりしましたが(・・)

投稿: びんみん | 2012年1月17日 (火) 01:26

こんにちは。

この警察署は内部公開されたいた事があるんですね。
今年の夏に外観だけは見てきたのですが。。。

いつの日か、階段と地下室を見学させていただきたいものです。

投稿: たくあん | 2015年11月 8日 (日) 08:46

たくあんさま、初めまして。
ここの警察署は時々、いろいろなイベントで公開されています。私は2013年にニッポン銭湯王国展で訪問しましたし、今年も春にシンポジウムが開かれたり、見学ツアーが実施されたりしています。
下記のHPなどでイベント情報をチェックされれば、見学機会はあると思います。
あまらぶ 尼崎観光交流サイト

投稿: びんみん | 2015年11月 8日 (日) 12:56

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