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2011年5月19日 (木)

みなとQさんを訪問(大阪市港区)

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最近、気になっているテーマがあります。
大阪の中に西日本を見つけること。
大阪では沖縄の存在が目立ちますが、沖縄に限らず、四国や中国・九州などからもたくさんの人が来られて、大阪は成り立っている部分があります。

それを街の中で一つずつ拾っていきたいということです。人に注目して。

そんな話を弁天町のティールームで話していると、「それならみなとQさんに聞いてみたら」と勧められました。
「みなとQ」というのは、港区全域と西区の一部で配布されている情報誌で、1983年創刊ですので、もう28年も!
当初から主婦の視線で選んだ情報を伝えておられるとのこと。
地域の歴史についてもよくご存じです。

編集室は弁天町の西、磯路にあります。
お忙しいところ、ご夫妻にお話を聞かせていただきました。

まず地域の特徴として、夕凪橋を境に海側は以前は港関係の仕事一色だったとのこと。
今では港の中心が南港に移り、特色も薄れてはいるそうですが。


より大きな地図で 大阪の西日本 を表示

上の地図の中央あたりが夕凪橋です。
港区は四国四県と広島・岡山・長崎の出身者が多く、20年前まではお雑煮の材料というと四国風(カキ、ありあわせの野菜などの入ったすまし汁)の材料しか手に入らなかったそうです。

海にちなんだ場所として教えていただいたのは海の子学園。
もともとは艀労働者の子弟を援護するため、昭和24年にできた施設が前身です。

このほか、みなとQの制作費を安くあげるための苦労話や、記事の工夫、はしけフェスティバルのことなどいろいろ興味深いお話を伺うことができました。

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四国との縁の深さは街を歩くだけでも感じ取ることができます。
弁天町の駅前には香川銀行と徳島銀行があります。西区には百十四銀行(香川の銀行)と阿波銀行があります。

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昼食は西区九条南のめしや・鶴野屋さんで食べたのですが、先代は戦前に香川から渡ってきて、酒屋を開いたとのこと。食堂は47、48年前に開業。
ちなみにお客さんは工場の関係が多かったのですが、南港にネジ工業団地ができてから移転する工場が多く、減っているそうです。

最初に話を聞いたティールームにしても、ご主人は九州で、奥さんは高知出身と。
このような話はとくに大阪市の西側で多く、一つ一つ聞き取っていく中で、浮かんでくるものがあればと思います。

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みなとQさんで港区で古い喫茶店はご存じないですかと尋ねて教えていただいたのが、喫茶グランドとこのOKI(隠岐)。隠岐の島に何か関係があるのでしょう。

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ところでみなとQさんの編集室の向かいにはカトリック市岡教会があります。
レトロで素敵な教会です(奥が聖堂)。

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聖堂は昭和36年の竣工だそうですが、この建物はもっと古いのではないでしょうか。
見た目の印象だけで、実際のところは分かりません。

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こちらが聖堂です。

残念ながら2011年3月をもって市岡教会は統合されて、この建物は教会としては使われておらず、今後どうなるかは分からないようです。

(追記)市岡教会は既に解体されて、跡地は駐車場になったと聞きました。残念なことです。(2011.8.26記)

最後はやや話がそれましたが、
今回の記事をプロローグとして、大阪の中で西日本にちなんだ街のエピソードをゆっくり拾っていきたいと思います。従来からの記事の間に挟む形になりますので、気長にお付き合いください。

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コメント

なるほどー、おもろそうで深そうなテーマですね。楽しみにさせてもらいます。アジアの玄関口の前に西日本の…ですもんね。

投稿: 山本龍造 | 2011年5月19日 (木) 23:34

山本龍造さん

ありがとうございます。
アジアの玄関口としての大阪も興味深いですけどね。
ぼちぼちと紹介できればと思います。

投稿: びんみん | 2011年5月20日 (金) 01:53

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