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2010年5月28日 (金)

妻鹿は公会堂がいっぱい(姫路市)

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山陽電車で飾磨から一駅、市川の左岸にある妻鹿(めが)にも立ち寄りました。
ステージのような駅です。

妻鹿は江戸時代、姫路の豪商による新田開発で大きくなったそうです。大正時代には鮮魚の集散地として発展、当時は商業を中心とする集落でした。大正12年には鉄道が開通してさらに利便性が増し、昭和2年には妻鹿町となります。

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その昭和2年にできた旧妻鹿町役場の建物が残っています。
現在は妻鹿町自治会館。
今でも目立つ建物です。

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妻鹿の集落を歩いていると、ここにもそこにも、多くの公会堂・公民館があるのに気付きます。
互いに競って建てたのでしょうか。

大西町公会堂は看板建築風の建物。
門脇の柵は近代的なデザインでなかなか良いです。
おなじみ紀元2600年(昭和15年)記念の国旗掲揚台もあります。

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こちらは日之出町公会堂。
公会堂改築記念の国旗掲揚台があります。
昭和14年だったか?

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住吉町公会堂には憲法発布五十周年記念の国旗掲揚台が。
私は耳慣れなかったのですが、昭和13年らしいです。

公会堂と国旗掲揚台がセットのようです。
毎年何かを記念して公会堂を建てていたように見えなくもありません。

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このほか古いものでは、江戸時代末期の備荒貯穀倉「固寧倉」が残っています。
弘化3年(1846年)、姫路藩内288ヶ所に設置されましたが、現在残っているのは、ここと野里・東山・中村(白浜)・刀出の5ヶ所のみだそうです。弘化3年というと、飾磨に湛保が作られた年ですね。社会事業の盛んな時期だったのかも。

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近代では、のこぎり屋根の工場もあります。

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参加者が一様に感心していた床屋の神床三木。
このグルグル、渋いでしょ。

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集落のたたずまいには落ち着きがあります。
この透かし入りの石塀など余裕を感じます。

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勝手口の門。角に丸みをつけて石を削っていることにこだわりを感じます。

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狭い道では手押し車が活躍。

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こんな変わった塀もありました。
多少石臼をはめ込んだ塀はありますが、ここまで徹底しているのはあまり見かけません。

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ここにも引退した手押し車があります。
でも明らかに意識的に用いられていますね。

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そろそろ日も暮れかけて市川沿いを帰ります。

妻鹿は街並みは派手ではないのですが、端々に豊かさが感じられる集落でした。
これで飾磨編は終了です。


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○関連ブログ
 旅ぽた『姫路&妻鹿』〜路地から海へ 2002.02.09

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日常旅行(兵庫)」カテゴリの記事

コメント

いい雰囲気ですねえ。
特に、床屋と石の門が素晴らしい。

たまたま知り合いに「妻鹿」さんがいるのと、
飾磨出身の作家、車谷長吉さんが好きだということもあり、
このあたりは以前から気にはなってたんですが、
写真でも見ることができて良かったです。

投稿: Bassman | 2010年5月28日 (金) 12:10

Bassmanさん、こんばんは。

ご紹介した以外もいい雰囲気でしたよ。

珍しいですね、「妻鹿」さんとは。
車谷長吉さんは、小説はほとんど読まないもので存じ上げませんでした。「赤目四十八瀧心中未遂」という映画はあったなあと思いつつ、予告編しか見ていないという。
小説に妻鹿も登場するのでしょうか。
いろいろなところで接点というものはあるものですね。

投稿: びんみん | 2010年5月29日 (土) 00:04

かなりの距離を歩かれましたね。

妻鹿の地名ですが、飾磨の沖に浮かぶ男鹿島(たんがしま)と何か関係があるとか聞いたことがあります。かなり前に聞いたので、どうしても思い出せませんが…。

このあいだ室津を歩きました。少しずつアップしてますのでよろしければご覧ください。

投稿: 英ちゃん | 2010年5月30日 (日) 00:41

英ちゃんさま、こんばんは。

妻鹿の地名の由来については、
応神天皇(あるいは仁徳天皇)が近くで狩をした際、雌雄2頭の鹿が現れ、雄鹿は対岸の男鹿島に渡り、雌鹿はこの地の山中に入ったとする伝承による(「飾磨郡誌」)とのことです。何かを暗示しているようですが。

室津のお話、コメント付けられていませんが、読んでいます。また読ませていただきます。

投稿: びんみん | 2010年5月30日 (日) 01:53

妻鹿、なんの下調べもせず
ぷいと山陽電鉄を降りたのが、偶然ここでした。
いや~路地好きには、狂喜乱舞血湧き肉踊る場所でしたわ。
再訪したいと思いつつ、中々果たせておりません。

投稿: 路爺 | 2010年5月30日 (日) 22:59

路爺さんも妻鹿を訪ねられたのですね。
「妻鹿」という語感といい、駅の雰囲気といい、ぷいと降りるのにふさわしい気がします。
路爺さんがどこに書いておられるのか見つけられませんでしたので、よろしければ教えてください。

投稿: びんみん | 2010年5月30日 (日) 23:29

すんません。。。姫路から下っての誤りでした。
記憶って、頼りになりませんね〜
かろうじて下記にコンテンツが残ってましたわ

http://www.d6.dion.ne.jp/~rabita/Webindex.html

投稿: 路爺 | 2010年5月31日 (月) 17:33

路爺さん

ありがとうございます。
別のところにあったんですね。
妻鹿にも煉瓦の煙突のお風呂屋さんがありましたか。
それには気付きませんでした。
その先の白浜の路地の演出、効いてますね。
白浜も気になるところです。

投稿: びんみん | 2010年6月 1日 (火) 00:51

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