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2009年12月29日 (火)

彦根レトロを探して(2)校舎が本社

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新快速が彦根駅に向かう途中、左手に古い木造建物が3棟見えます。
雰囲気的には工場かなと思いつつも、それが何なのか気になり、確認しに行きました。
途中、安清町など裏通りでも古い街並みが残っていて感心します。
佐和山小学校を回り込むとその建物はありました。
思ったよりきれいです。

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車寄せがあり、玄関の看板を見ると・・・近江鉄道!
近江鉄道グループの本社なのでした。これにはびっくり。
古い本社を使い続けているのかというと違って、彦根市立東中学校だった校舎を使っているとのことです。それはそれで珍しいことですが。

ではいつの建物かというと、いくつかの情報があります。
まず1900年(明治33年)という説。出典は不明です。
朝日新聞関西版のぷらっと沿線紀行「歩み111年 奇跡の経営 近江鉄道」(2007年7月7日)という記事には、「本社も73年に土地区画整理事業のため仮移転した築59年の元中学校の木造校舎を、一部補強工事をしただけで使い続ける。」と書かれています。
築59年が仮移転時か、現時点か分からないので、1914年(大正3年)または1948年(昭和23年)です。

窓の大きさなどを見ると、昭和23年が妥当かもしれません。
模型ですが、こういうものが出ています。
かなり近い。

昭和23年であっても、今となっては貴重なことに変わりありません。

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車寄せのガードもちょっとデザイン入っています。

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側面には三角形の補強(控壁)が入っていますので、横から見ると将棋の駒のような形に見えます。

この建物を使っている理由は「節約のため」だそうなのですが、それだけでしょうか。
決して誇ることはなく、普通に使われています。
来年には彦根駅東口に本社移転するようですが、せっかくですから、この建物も何か別の用途に使い続けていただきたいなと思います。

(追記)
 2010年に近江鉄道本社が移転した後、校舎は解体されたようです。
 続報が見つけられなかったので確認できていないのですが。
 
 →滋賀彦根新聞「近江鉄道 彦根駅東口に本社建設、元彦根東中校舎の元本社は解体へ」
 (2013.4.8記)

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