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2009年11月15日 (日)

御幣島・千舟の公園(大阪市西淀川区)

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大阪市西淀川区の公園めぐりの続きです。
歌島公園の後は、すぐ近くの御幣島(みてじま)公園に向かいました。
鎮守の森のような、ごく小さな公園です。
歌島公園などと同じく大阪市阪神国道沿線土地区画整理事業(昭和5〜19年)で、昭和15年に開設された公園です。

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この公園も端の方に小高い藤棚があります。
真ん中が割れていて、

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うやうやしく石柱が立っています。
何でしょうか。

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正面には住吉神社跡と書かれています。
大阪湾の新田干拓地にはよく住吉神社が祭られていますが、それらよりもっと古く、神功皇后がこの地を住吉大社に寄進したことにちなむもので、朝鮮の調貢を都に運ぶ船が付近の川で沈んだため、運航の安全のために姫神を祭ったそうです。
由緒がありながら、明治42年の神社合祀の嵐で加島の香具波志神社に合祀されてしまいました。

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それだけでなく、この記念碑(昭和14年)は、阪神国道の区画整理記念碑も兼ねています。

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御幣島公園は御幣島の集落に隣接するようにあり、このように古い蔵などが残っています。奥の森が御幣島公園です。

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ここに気になる建物がありました。
見ての通り派出所で、「御幣島警ら連絡所」といいます(御幣島4-2-16)。
シンプルなモダンデザインですが、庇がL字にかかっていたり、陸屋根の端がわずかに内に傾いていたり、こだわりを感じます。

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正面から見るとこの美しいプロポーション。
白いペンキで塗りつぶされているものの、腰まではスクラッチまたはスクラッチ風タイルが貼られています。ひょっとして戦前のものかもと思わされます。

この後は工場地帯を南に歩いていきました。
国道2号線(つまり阪神国道ですね)を越えて、南の千舟(ちふね)公園に立ち寄りました。
昭和17年(1942年)にできた公園です。


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ここは道路沿いに2列の桜並木があり、公園自体はほとんどが開けたグランドです。

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大型の藤棚が一つ、グランドと遊具の間に置かれています。
しかしながら、この公園では古そうなものは見つけられませんでした。

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公園の近くにあった事務所。下見板張りで、年季が入っています。

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2階の窓の桟などは木製です。
千舟はその名の通り、多くの船をかかえる漁村だったのですが、昭和初期に阪神国道(国道2号)・阪神国道電軌(路面電車)が開通して、工場進出により、相当賑わったそうです。そんな時代を見てきた建物ではないでしょうか。

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国道2号を歩き、神崎大橋を渡ります。
昭和2年に橋が架けられましたが、1956年にかさ上げされているそうで、欄干などはもっと新しく、上から見る限り、古さは感じません。

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ただ、橋に至る取り付け道路に遺構が残っていました。
横から覗き込むと構造が見えます。

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もう少しアップで。装飾も施されています。

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今は切断されていますが、ここに街灯が立っていたのではないでしょうか。

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さらに歩いていくと道路脇に煉瓦の構造がありました。
高低差を利用した、国道側から見れば地下室部分の壁だったのでしょう。

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刻印を確認します。
こちらは×印の岸和田煉瓦。

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もう一つ、くさびを3本組み合わせた三ツ矢の刻印?
私は初めて見ました。煉瓦刻印の世界はまだ広いようです。

この後は、阪神本線の千船駅まで歩いて公園めぐりを終了しました。


より大きな地図で 近代の公園 を表示

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