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2009年10月 8日 (木)

再びセンダンの木陰へ(茨木市)

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3年前、「センダンの木陰のタバコ屋さん」の題で、茨木市奈良地区の懐かしい街角を取り上げたことがあります。
最近、茨木市の住民さんから、道路拡幅のためにセンダンの木とタバコ屋さんが撤去されると聞き、慌てて見に行ってきました。

現地に行ってみると既にタバコ屋さんはなくなっていました。
しかし、センダンの木はまだ残っていました。
こうして見ると傘だけが立っているようにも見えます。

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道路用地が手前まで迫っています。
以前、車の背丈ほどあったセンダンの木も刈られていました。

狭い道をひっきりなしに車が抜けていきます。
前に来たときもこんなに交通量が多かったのでしょうか。
これだけ車が通ると道路を広げてほしいという話も出るだろうなと思います。

この日、知ったのですが、この道は旧高槻街道なのだそうです。
ふと、(ここがそうというわけではなく)
カーナビが風景を変えることがないのだろうかという考えが浮かびました。
旧街道というのは連続性のいい道です。
多くの車がそのナビに従って集まったら・・・
逆にカーナビの設定次第で、旧街道が静かでいられるかも。

車の問題というとガソリン消費の問題ばかりが言われますが、
私は空間を大きく消費するのが問題だなと思っています。
・・・話が大きくそれてしまいました。

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前回は行かなかった春日神社にも行ってみました。
参道が近畿自動車道で分断されているので、かなり大回りになります。
比較的ゆったりした境内で、大きな松林が香ります。

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参道を振り返ると、センダンの木の側の鳥居までまっすぐ見通せます。

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再び、センダンの木の所へ。
100年を越えてもセンダンの木は若く、枝は横に伸びて垂れることがありません。今年も青い実を付けています。
センダンの幹に触れて別れを惜しみました。

この道(参道の道)をまっすぐ行くと奈良の集落があります。

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茅葺きの民家がある大きなお屋敷。
美しい塀が延々と続きます。

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門もたいへん立派。
豊かな農村だったのだろうと思います。

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先ほどの道を逆から。
落ち着いた町並み。

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どの家も門が立派です。

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そしてたいていの家に蔵があります。

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集落の中で見かけた看板には、「郷土芸能教室」と書かれていました。
「銭太鼓」ってご存じですか? 私は初めて知りました。
銭の触れる音を利用した楽器だそうです。

奈良の集落には、昔の農村集落の風情が残っています。


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コメント

ここ、20年ほど前に気に入って何度か通っていた道だと思います。
で、この立派な木が切られてしまうんですか…地元住民の反対運動とかなかったんでしょうかね。まぁ、元々の地元住民と、新興住宅地などに移り住んできた新住民とではその辺の意識に随分隔たりがあるのではとも思いますが…残念です。
個人的にとても旧街道の雰囲気が好きで、道路拡張でその風情が失われるのが、木が切られること同様、とても寂しく思います。
地名の“奈良”の由来もお陰さまで今回わかりまして…有り難うございました。

投稿: 山本龍造 | 2009年10月 9日 (金) 22:25

山本龍造さま
こんばんは。山本さまもご存じでしたか。
それも20年ほど前から。
私はたまたま通りがかっただけなので、反対運動があったのかどうかは分かりません。
ただ、鞆の浦で景観論争がありますが、あのレベルでせめぎあうぐらいなので、この街道の雰囲気を残すという理由付けはかなり難しいのかなと思います。
残す意味をうまく理由づけられないことがもどかしいところです。

投稿: びんみん | 2009年10月10日 (土) 01:12

私も行ってますねココ、神社目的で
たしか写真も撮ってましたが、そうやったんですね・・・
旧街道は自転車で走ると妙に気持ちいいですね
なんと言うか、風景にリズムがあると言いますか
車道の様なあきがないんですね。

投稿: 路爺 | 2009年10月12日 (月) 07:10

路爺さんもご存じでしたか。
意外と皆さん、訪ねておられるようで。
旧街道のリズムについては同感です。
古代に直線だった道路が、その後、カーブするようになるのは、その方が歩くのに快適だからではないかなどと勝手に思っております。
旧街道は歴史の宝庫で、その意味でもあきがないですね。

投稿: びんみん | 2009年10月12日 (月) 10:36

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