« 五百羅漢跡の福島公園(大阪市福島区) | トップページ | 2008年お世話になりました »

2008年12月31日 (水)

懐かしの土岐

081211toki0
<土岐市駅前の東西の通り>

部屋の片付けもありますが、年内の記事は年内にということで・・・
今年は仕事で何度か岐阜県の土岐・多治見を訪ねる機会がありました。
多治見は名古屋から30分で快速の本数も多いことから、マンションが建ち、名古屋のベッドタウンになっているようです。川を越えるとちょっとレトロな街並みがあります。

土岐は一駅向こうにあるだけなのにずっと静かです。駅前から既に、多治見より一時代古く、懐かしい街並みがあります。住む人には分かりませんが、旅人には魅力的なところです。
出張の前後に土岐の街を歩きました。

081211toki1
駅前からまっすぐ伸びる商店街を歩いていると、右手に古そうな建物が目に入ります。

081211toki2
近づいてみるとお医者さんで、森川歯科と書かれています。
1936年(昭和11年)に建てられたものだそうです。
切妻の角がちょこっと折り込まれているのが洋風です。

081211toki3
壁面はボードのようなものが打ち付けられています。
なんだろう。

081211toki4
住宅の玄関に向かっては、お庭を通ってきっちりした石畳が敷かれています。

081211toki5
一方、医院の入り口は建物よりは新しそうで、全てタイルで仕上げられています。土岐も美濃焼の産地ですので、土岐らしい素材。

日が暮れてからもう一度通りがかったところ、この建物は裏側からも眺めることができ、出窓などがありました。

081211toki6
もう少し歩いていくと、左手にヒマラヤ杉が目に留まり、その下に下見板の和洋折衷の建物が建っています。
左右対称で、両翼に車庫と倉庫が張り出す個性的な構えです。
グレーの色合いは先ほどの森川歯科と同様。

081211toki7
こちらは山森清水商店と書かれていました。
陶器商さんらしいです。今は傷んでいますが、瀟洒な雰囲気があります。

081211toki8
旧道には古い建物が並び、2階には干し柿。

081211toki9
夕暮れの土岐川を南に渡ります。

081211toki10
民家の壁に残る「衛生伍長」のプレート。
電話番号だって3桁しかありません。

081211toki11
県道69号にかかる明楽寺橋。1939年(昭和14年)に架けられた橋です。
欄干のアーチは普通ですが、親柱にくらげのようなインベーダーのようなデザインが付いています。

このあたりに近代建築の土岐津陶磁器工業協同組合の建物があったはず、と思って見ましてみましたが、見つかりません。ようやく気付いたのは、向こう側にコンビニの看板が立っていて、重機が整地をしていること。取り壊されていたんです。2ヵ月前に、ちゃんとあることを確認していたのに!

対面にあったという土岐郵便局も既にありません。
時が止まっているように見えても確実に時間は経過しています。

081211toki12
気を取り直してさらに南へ。
すると下街道にぶつかりました。下街道というのは中山道と名古屋を結ぶ脇街道で、上街道=中山道に対する下街道です。善光寺参拝に使われたため、善光寺道とも呼ばれました。明楽寺橋の上流側に、これも古そうなコンクリート橋が架かっています。欄干のアーチが広く、こちらの方が私好み。残念ながら橋の名前も建設年も分かりません。

081211toki13
欄干は宝石風? 丸い珠を4つの爪が支えています。
大正時代の橋などで時々見かけるデザインです。

081211toki14
下街道に沿って東の方へ歩いてみました。
このあたりは街道沿いの古い集落だと思います。
すぐに遠山医院というお医者さんがありました。
和洋折衷の雰囲気があり、窓にダイヤモンド型の桟が入っているのが変わっています。

081211toki15
木製の文字の雰囲気がいいのですが、日も暮れて撮影は限界。

081211toki16
引き返して近くを歩いていると懐かしい感じの蔵がありました。

081211toki17
床下換気口を覗き込むと、繰り返しパターンの面格子がはまっています。明治時代ぐらいのものかもしれません。

今回はここまで。
いずれプライベートで訪ねてもいいなと思います。


|

« 五百羅漢跡の福島公園(大阪市福島区) | トップページ | 2008年お世話になりました »

国内旅行」カテゴリの記事

コメント

はじめまして、土岐市のそれこそ東西に伸びる商店街のものです。最近味のある建物が消えつつあるのを憂いている者の一人として、遠山医院もなくなってしまいました!身近にいてもいつの間にか!?というかんじなのです。土岐津陶磁器工業協同組合の建物も気に入っていたのに!!コンビニになってヒマなら撤退!怒、全国的にこんな風に古の建物は消えてしまいますかね~?

投稿: マツモト | 2010年6月 1日 (火) 23:40

マツモトさま
初めまして。地元の方からコメントをいただいて、うれしく思います。
遠山医院もなくなってしまったのですか・・・
情報提供ありがとうございます。

このコンビニで悲しかったのは、「経営者募集」の看板がかかっていたことです。壊すのはせめて決まってからにしてくれたらと。

個人宅・医院などは修繕費もかかるので無理は言えません。ただ、お店などは今年新しいお店を建てても、来年新しい店ができたら見劣りします。80年たった店はそうそう真似できないんだけどなあとは思います。

投稿: びんみん | 2010年6月 2日 (水) 00:33

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73434/43585731

この記事へのトラックバック一覧です: 懐かしの土岐:

« 五百羅漢跡の福島公園(大阪市福島区) | トップページ | 2008年お世話になりました »