« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »

2007年12月

2007年12月31日 (月)

年の瀬の港中央市場

071230minato1
天保山のサントリーミュージアムに出かけたついでに、ちょっと朝潮橋まで歩いてみました。冷たい強風に凍えながら歩いていくと、港中央市場のアーケードが。
こんな季節のアーケードはとくにありがたく思います。

071230minato2
狭い通路も、その通路に押し出すような商品も、昔ながらの市場らしい風情です。こんな狭い道でも自転車で買い物している人もいて、ちょっと人が増えると賑わいに。

071230minato3
隣接する八幡屋商店街の中心は五叉路で、ドームがかかっています。
八幡屋商店街は1948年に発足したそうで、最初は船員相手で外国人も多かったとか。今は地元客相手の商店街です。もう一つ隣接して、1948年に復興市場として始まった八幡屋市場もあります。どこからどこまでがどの商店街・市場かよく分かりません。これにスーパーナショナルが一体化しています。

お正月前はいちばん市場が似合う季節ではないでしょうか。
意味もなく年の瀬気分を味わいながらアーケードを歩きました。
多少買い物もしましたけどね。

今年はこれで最後の書き込みです。
年の後半はめっきり更新ペースが落ちて、来ていただいても空振りのことが多かったのではと申し訳なく思っています。ペースを落としてもしっかり調べて書くか、簡単な内容でも頻繁に更新すべきか、いつも迷うところです。
見に来ていただいた皆さま、ありがとうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

瀧尾神社の彫刻

071118takio1
先日、京都の泉涌寺に行く機会がありました。
京阪の東福寺駅から歩いたのですが、その途中(東福寺駅から北にすぐ)にあった瀧尾神社が見どころたくさんでしたので、少し紹介します。

まず社殿の彫刻。
この鳥などすばらしいと思うのですが、このような彫刻、鳥やら動物やらがたくさん彫られています。

071118takio2

このように決して大きな神社ではないのですが、拝殿、本殿、摂末社、絵馬舎、手水舎と揃っていて、中規模の神社の形態をよく留めているとのことです。

別のHPなどを見ていると、ここの拝殿の天井には大きな龍の彫り物が潜んでいるそうで、それに気づかなかったのは惜しいことをしました。

071118takio3
もう一つの見どころは絵馬舎。
絵馬といいながら、ここは大丸にゆかりがあるらしく、大丸のお店の絵が奉納されています。

071118takio4
例えば、これ。
江戸時代の呉服店だったころのお店でしょうか。

071118takio5
何枚も。店が大きくなってからの様子でしょうか。


071118takio6

京都大丸の写真まで奉納されています。
これだけ大きなスポンサーがついているので、彫刻にも凝ることができたのかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年12月24日 (月)

近代公園

近代の公園(明治・大正・昭和戦前期の公園)に興味をもって見て回っています。
記事がたまってきましたので、インデックスをつけます。


より大きな地図で 近代の公園 を表示

<大阪府>
◆明治期
 明治6年 住吉公園(大阪市住之江区)
       浜寺公園(堺市・高石市)
 明治12年 大浜公園(堺市堺区)
◆大正期
 大正5年 日本橋街園(大阪市中央区)
 大正6年 清水谷小公園→消滅(大阪市中央区)
       北野小公園→(大阪市北区)※一部残存?
       西野田小公園→(大阪市福島区)※一部残存?
 大正7年 九条小公園→九条東公園(大阪市西区)
       ※「大正期の公園を求めて」
       阿波座小公園→(大阪市西区)※移転
       御蔵跡小公園→日本橋公園(大阪市浪速区)
 大正8年 西九条小公園→西九条公園(大阪市此花区)
 大正11年 木津小公園→消滅(大阪市浪速区)
 大正12年 扇町公園(大阪市北区)
      毛馬桜之宮公園(大阪市都島区)
 大正13年 大手前遊歩道(大阪市中央区)
 大正14年 福島公園(大阪市福島区)
◆昭和戦前期
 昭和4年 都島小公園→都島公園(大阪市都島区)
 昭和5年 住之江公園(大阪市住之江区)
      常盤公園(大阪市阿倍野区)
 昭和7年 新森中央公園(大阪市旭区)
 昭和9年 豊里公園→城北公園(大阪市旭区)
 昭和10年 木川公園(大阪市淀川区)
        瑞光寺公園(大阪市東淀川区)
        育和公園(大阪市東住吉区)
 昭和12年 十三公園(大阪市淀川区)
       江野公園(大阪市旭区)
 昭和13年 西町公園(大阪市淀川区)
        淡路公園(大阪市東淀川区)
       枚岡公園(東大阪市)
 昭和15年 万代池公園(大阪市住吉区)
       北畠公園(大阪市阿倍野区)
      大宮中公園(大阪市旭区)
      白山公園(大阪市城東区)
 昭和16年 三宝公園(堺市堺区)
      浪速栄公園→浪速西公園(大阪市浪速区)
        鳩ヶ瀬公園(大阪市東淀川区)
 昭和17年 生玉公園(大阪市天王寺区)
       江成公園(大阪市福島区)
       下福島公園(大阪市福島区)
       塚本公園(大阪市淀川区)
       松山公園(大阪市東淀川区)
       外山公園(松屋町公園)(堺市)
 昭和18年 芦原公園(大阪市浪速区)
 昭和19年 小松公園(大阪市東淀川区)

<京都府>
◆明治期
 明治19年 円山公園(京都市東山区)
 明治37年 岡崎公園(京都市左京区)
◆昭和戦前期
 昭和15年 萩児童公園(京都市左京区)

<兵庫県>
◆明治期
 明治元年 東遊園地(神戸市中央区) ※当初は外国人用
 明治6年 諏訪山公園(神戸市中央区)
 明治36年 中崎遊園地(明石市)
◆大正期
 大正7年(明治16年) 明石公園(明石市)

<北海道>
◆大正期
 大正5年 釧路公園→春採公園(釧路市)

<東京都>
◆明治期
 明治36年 日比谷公園(明治昭和)(東京都千代田区)
◆昭和戦前期

 昭和4年 錦華公園(東京都千代田区)-復興小公園
 昭和5年 元町公園(東京都文京区)-復興小公園

<新潟県>
◆明治期
 明治6年 新潟遊園→白山公園(新潟市)
◆大正期
 大正13年 礎公園(新潟市)
 大正13年?大円寺公園(新潟市)
◆昭和戦前期
 昭和5年 曙公園(新潟市)

<愛知県>
◆昭和戦前期

 昭和12年 東山公園1・(名古屋市)
 昭和16年 道徳公園(名古屋市)

<三重県>

◆明治期
 明治10年 三重県公園→津偕楽公園(津市)
 明治37年 保光苑→諏訪公園(四日市市)

<福岡県>
◆大正期
  大正11年 老松公園(北九州市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

津偕楽公園

071218kairaku1

出張で時間ができたので津偕楽公園(三重県津市)を見てきました。
丸石の敷かれた階段・坂道を登っていきます。

この公園、起伏が多くて、見どころがたくさん。
なぜかというと、古くは津藩藩主の鷹狩場で、11代藩主藤堂高猷(たかゆき)の山荘があった場所だから。偕楽公園という、江戸っぽい名前も、園内の亭舎に“偕楽園”の扁額がかかっていたからだそうです。

071218kairaku2

園内には「三重県公園記」の石碑が建っています。
この公園はもと三重県公園と呼ばれ、開設されたのは明治10年(1877年)4月といいますから、日本でもかなり開設の早い公園です。この石碑も当時のもの。
碑文は漢文で記されていますので、意味を取りにくいのですが、公園開設の経緯のほか、日曜日はこの公園で英気を養って、再び勉強に励めといっているようです。




         三重県公園記

礼曰一張一弛文武之道也夫人之勉強也其張気力己久則不
得不憊然弛之一日逍遥遊息悦其耳目則気力復振比諸日日
操業而気力萎茶者則其功百倍是其所以有張弛之訓也
朝廷之制亦本此意給日曜之暇以養其気力設公園之観以悦
其耳目此二者相須而後民浴偕楽之化矣我三重県公園者在
伊勢国安濃郡部田村本係旧津藩主藤堂氏別墅及藩廃其地
入 官蕪穢不治県令岩村君惜之稟請為公園藤堂氏亦献其
亭館樹石於是下花時開園之令園傍居民聞之争鋤理之以復
旧観蓋有甘棠之感而然歟今茲四月花方発乃卜曜暇以開園
園踞山枕海堂廡壮麗卉木蕃而泉石潔風雨雪月之観皆宜是
日也天気和照士女填咽酒如澠殽如邱助以琴棋書画而鶯歌
燕舞花気酒香苾苾乎薫於恵風驩虞之象可掬也鳴呼今日遊
此園者誰不享快楽然享快楽者固由勉強苟不勉強而徒享快
楽則其快楽必為愁苦之具矣西哲曰人之享快楽是天賞其勉
強也怠惰之人天豈賞之乎信哉余切望県下人民居恒勉強各
勤其業以暇日遊息於此悦耳目養気力然後又復勉強益致富
裕其相交如兄弟怡怡愉愉同福共慶猶今日偕楽於此也果能
如是張弛之訓行而偕楽之化洽矣吾故為之記鐫之貞珉以諗
於来遊者
 明治十年四月 伊勢 福井過*撰弁書


 ※旧字体は可能な限り新字体に変更しました。
  写し間違いがあるかと思いますので、
  おおまかに意味を取る程度でお願いします。
  *草冠に過

この公園では、別の解説板によると、明治11年に三重県内物産博覧会を開催、明治20年に倶楽部を建設、明治40年に第9回関西府県連合共進会(企業が産物や製品を競う展示会)が開催されたそうですから、天王寺公園と似ています。

071218kairaku3
公園にはこのような池があります。
こんな橋がかかっているのも天王寺公園に似ています。

071218kairaku4
このような池は山荘の名残ではないでしょうか。
ところどころに灯籠が立っています。

071218kairaku5
何これ?と思いますが、丸石を積んだ井戸の跡のようです。
危険なので石材で蓋をしています。
遠目に石棺かと思いました。
近くには空っぽの動物舎もあります。

071218kairaku6
そしてここにも逆円錐の水飲み場が。
やはり古い公園には共通して置かれています。
いつかその由来と名前を知りたいものです。

津偕楽公園は、津駅の西口を出るとすぐ。
大きな石碑がいくつも立っていますので、歴史散策にも面白い公園だと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月21日 (金)

高山の昭和9年

071204takayama1
雪の降る前ですが、出張で高山に行ってきました。

高山というのは飛騨地方の中心地です。
高山駅に到着したのは、とうに日が暮れた後でしたのでその日はよく分からなかったのですが、高山は山の中にもかかわらず周囲の山が低く、空が広く、山間を縫うように走って高山までくるとほっとする気がします。そんなことも人が集まる理由なのかなと思いました。

明治初期、高山は岐阜県で一番の人口を誇ったそうです。(岐阜より多かった)
しかし、その後、鉄道の時代になると高山は近代化に遅れていきました。
南の岐阜、北の富山から延びてきた鉄道が高山でつながったのは昭和9年のこと。これ以後、高山の遅れた近代化が始まったそうです。(その後、戦争に突入して、近代化が足踏みするのですが)

現在の高山駅の駅舎は昭和9年のもの。
つまり開業時そのままです。
小振りでごく飾り気の少ない駅舎です。

071204takayama2

高山の市街地を南から北に宮川が流れています。
高山駅は川西にある市街地の西寄りにあります。川東は“さんまち”と呼ばれる城下町です。駅前の北寄りを東西にメインストリートの一つ「国分寺通・安川通」が通り、宮川を越えるところに“鍛冶橋”という橋が架かっています。

鍛冶橋の架け替えられたのは同じ昭和9年。
上昇する親柱が当時の街の気分を表しているように思えます。何をモチーフにしているのでしょう。私には傘に見えるのですが。

071204takayama3

橋を渡らず、宮川沿いに南へ行くと、天狗総本店という建物がありました。
やや違和感を感じる精肉という筆文字が隅に書かれています。
この建物は昭和11年に建てられたそうです。こう見えて木造。
昭和2年創業の肉屋さんなので、この建物は最初から肉屋さんということです。

071204takayama4

トレードマークはもちろん天狗。
なぜ肉屋で天狗なのか。

071204takayama5

天狗総本店の向かいにはこんな建物がありました。
今はmotifという雑貨屋さんですが、建物の来歴はよく分かりません。

071204takayama6

近くにはこういうスーパーもありました。
アーケードの上の部分に円柱が残っています。
こういうのが高山の近代イメージだったのかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月14日 (金)

愛珠幼稚園公開

071208aishu1
大阪市の愛珠幼稚園が公開されることをのりみ通信さんの情報で知り、会社に出たついでに見に行きました。会社の近くなんです。この幼稚園は明治34年に建てられました。今回は重要文化財指定を記念した初めての公開で、3時間限定とあって、入場制限をするほどの人気でした。

071208aishu2

残念ながら写真は玄関まで。
園児の安全のため(個人情報が漏れると困る)とのこと。
写真を撮れなかったのは残念でしたが、反面、落ち着いて見ることができました。
でも、らせんの滑り台(昭和6年)は撮りたかったなあ・・・
滑り台の素材は鉄と人研ぎのようでした。

071208aishu3

三色団子の乗った?幼稚園らしいかわいい表示。
中もみなこの表示です。

071208aishu4

この中央の一段高い部分は遊戯室です。
外から見ると和風なのですが、中にはいると“洋”の部分が目に付きました。例えば、鉄の柱に支えられた回廊であったり、簡素なシャンデリアであったり。高いところにぐるりと明かり取りの窓がまわしてあって、想像以上に明るい空間です。
木の床はつるつるで、自然に走り出してしまいそう。
子どものためにつくられた空間という感じがします。

教室は窓越しにのぞくだけでしたが、半ばサンルームのように張り出した窓、その上の壁まで全面ガラスで、非常に採光を重視しています。

ほかにも床面とフラットな運動場など、子どものためを考えた工夫がたくさん。
こんな幼稚園だと楽しいだろうなと思います。
そういう意味では古さを感じさせない幼稚園でした。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »