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2007年3月

2007年3月31日 (土)

昭和の下関(細江町周辺)

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<都市機能の移り変わりのイメージ>

下関の話の続きです。
下関の町を見て思ったのは、核がたくさんあること。
おおまかに図に落としてみたのが上の図です。
江戸時代は長府が城下町で、古来の港町は唐戸のあたり、18世紀後半に北前船が走るようになって港は下関駅より西の伊崎に移ったようです。明治になると唐戸のあたりが開港して賑わい、明治34年に旧下関駅と関門連絡船、明治38年に関釜連絡船が運行されるようになると賑わいは旧山陽ホテルのある細江町のあたり、昭和17年に関門トンネルが開通して今の下関駅に鉄道駅が移転しています。当然、中心地もそちらへ。一方、九州側も今、門司港レトロと言われている地区が明治22年から戦前まで賑わっていたようです。その後も昭和50年に山陽新幹線が通ると一部都市機能は新下関へ、そして商業機能などは小倉などにも引っ張られているのではないかと思います。

そういうわけで、中心地が移動したために、建て替えがあまり行われず、各時代の遺物が違う地域に残るという、観光客にはありがたい結果になっているのですが、行政はたいへんでしょうね。

出張の翌日、朝の2時間ほど、下関駅から唐戸まで散歩(途中はバス)しました。
今回は昭和初期から30年代ぐらいに出来ていると思われる細江町のあたりの紹介です。
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まず気になったセントラルビル。
ちょっとかっこいい感じがしませんか。
給水タンクのカバーにもデザインが行き届いています。

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大洋船具のビル。
昭和12年(1937年)の建物。
十字の線と丸窓の配置が、非対称でありながらバランスをとったデザインです。
船具の会社は大阪の川口あたりにもありますが、戦前を感じさせます。

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すっきりしたデザインの医院。
窓枠は木製でした。

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山口県銀行協会の下関手形交換所。

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窓の金属の装飾が特徴的です。

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ここまで来ると下関駅と唐戸の間ぐらい。
大通りに面した岬之町に気になる建物がありました。
増築に増築を重ねてという感もあります。
近寄っていないのでビル名も含め、詳細は不明です。

細江町周辺は、1960年代、70年代の建物も多く、ついつい時間を取ってしまいました。

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2007年3月27日 (火)

府庁をじっくり 〜大大阪にあいたい(5)

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大阪・アート・カレイドスコープの最終日、私は大阪府庁の展示を見に行きました。
大阪府庁は大正15年(1926年)の建築です。
既に庁舎は容量オーバーで、周辺のビルを借りたり、プレハブを建てたりして間に合わせています。
耐震強度に難があるらしく、建て替えという話もありますが、建て替える余裕のないのが現状で、かといって耐震補強もお金がかかり・・・でそのままになっています。
今のうちにじっくり眺めておくべきかもしれません。

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「シンプルな建物」というイメージのあった府庁ですが、集中的にかなりの装飾が施されています。
玄関の両脇にあるこのレリーフは8面も。
大きな鳳凰とともに鳩?などが漫画チックに描かれています。

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車寄せのあたりから見た正面玄関。

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一歩入るとゴージャスな照明のある玄関ホール。

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その奥が3階分の大きな吹き抜けのあるホールです。
トップライトにはガラスブロック。
この会場の作品はここにあります。北浜の証券取引所と同じく、フェリチェ・ヴァリーニの作品です。ある場所から見ると渦巻くような線がつながります。
線のかかっている時計は古めかしく、長針が動くときのカタタンという音が下にいても聞こえるぐらいです。
休日なのでここから先には入れませんが、これだけ静かな空間を体験できるのは貴重かもしれません。

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様々な装飾がありますが、その一部を拡大。
2階と3階の間に編みかごのようなレリーフがあります。
下の段は六花紋(?)と篭目紋が交互に。

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通用門はもっとシンプルな形ですが、段々で奥まっていく枠と欄間部に幾何学型のすかしが見られます。

今まで何度か府庁には出かけているのですが、こんなにたくさんの装飾がある建物だとは認識していませんでした。
次からは仕事で来るときも、じっくり眺めたいと思います。

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2007年3月25日 (日)

大きく見せる 〜大大阪にあいたい(4)

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21日で会期が終了した「大阪・アート・カレイドスコープ2007」で、未紹介の分を紹介します。
もう終わっているので堂々と。
この日(先週の日曜日)は淀屋橋の芝川ビルに行きました。
芝川ビルは昭和2年(1927年)の建築です。
昭和4年から18年までは芝蘭社家政学園という花嫁学校でした。
(大バンさんの資料より)
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建物に入ると不意ににらまれます。
といっても人形のこと。玄関ホールの両端から小さな人形がにらんでいます。
その場には私と人形だけだったので、不意打ちの効果は抜群でした。

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今回は昨秋の船場建築祭のときと違って、全面開放ではありません。
その代わり、長期のイベントなので人が少なく、写真はゆっくり撮れました。
この部屋に入るとまず目に飛び込む赤い布切れ。昔、花嫁学校だったときの記憶を呼び起こしているのでしょう。
左奥がまた面白い。地下道でパフォーマンスする映像が写されているのですが、ちょうど壁の引っ込んだ部分なので、そのままつながっているように見えます。安治川トンネルの地下道らしいです。

さらに地下へ。

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階段を下りていくとここにも人形が。
建物や景色を引き立て、大きく見せるために、小さなものを置くというのは面白い方法だと思います。
以前、越前海岸を訪ねたとき、展望台に海を眺めやる子どもの銅像(私の記憶では20㎝ぐらい)が立っていて、海が広く見えることに感心した覚えがあります。
逆の例は社会主義国によくある巨大な群像ですね。
景色がミニチュアのようになります。

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地下室の展示も花嫁学校の記憶にもとづくものでした。
ここもぜいたくに1人だけで独占。
船場建築祭のときと違って、今回は室内が明るいので、部屋の中もよく分かります。
見せ方が違うと、違った印象を受けるものです。

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この日は近くの大阪ガスビルの展示も見に行きました。

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これは動物園ではないですよ。
ビル自体は休みですが、シャッター越しに作品が見えるようになっています。
船場の様々なモチーフを小さな板に描いて並べたもののようです。
しかし、あまり近寄れないので、よく分かりませんでした。

会場によって、けっこう展示のボリュームに差があることが分かりました。
今回の大阪・アート・カレイドスコープは半分も回れませんでしたので、たぶんまだたくさんの面白いものを見落としたのではないかと思います。
次の機会があれば、もう少し別な季節にやってもらえれば・・・
わがままですけどね。ありがたい企画でした。

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2007年3月19日 (月)

煉瓦煙突の銭湯(下関)

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旧山陽ホテルからほど近い豊前田町。下関は大陸に渡る人たちの前泊地だったためかどうか、旅館が目に付く気がします。
豊前田商店街を歩いていると、ぱっと煉瓦の四角い煙突が目に入りました。

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紅葉湯という銭湯だそうです。帰ってから調べてみたら、最近まで営業していたものの、残念ながら既に営業はしていないとのこと。映画「チルソクの夏」に登場するらしいです。・・・観たのに覚えてません。下関でも一、二の古い銭湯のようです。

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下関の町はすぐ近くに丘陵地が迫っているのですが、ゆるやかな谷筋の道が伸びているのを見ると温泉町のような風情を感じます。このあたり、遊郭があった場所なんだそうです。

いろいろと関連情報をネットで調べていたら、紅葉湯の解体が始まったという情報が。
観光利用もできそうですし、それが無理でも、せめて双葉温泉のような見送る機会があれば良いのに。

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2007年3月18日 (日)

築港の写真展×3

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今日は駆け足で築港(大阪港)の写真展3ヶ所を回ってきました。

「近代建築写真展 今は亡き建物たち」
      〜stem gallery(商船三井築港ビル)
 タイトル通り、既に失われた大阪の近代建築たちの写真です。大阪歴史博物館の伊藤純さんのモノクロ写真、酒井一光さんの解説による写真展。
 私自身も覚えのあるものが半分ぐらいでした。
 「大阪市立愛日小学校 享年76才」などと説明リーフレットに書かれているのが生々しく思えます。平成12年以降になくなった建物がほとんどです。

 3月31日に始まる「海岸通建物物語PART2」を準備中の佐藤啓子さんに、写真や資料などを見せていただきました。発信していると次々に情報が集まって来るんですね。三輪車に乗った子どもや娘さんの記念撮影の背後にたまたま写った建物の写真を「ここ、ここ!」なんていうのは、まじめなんだけどなんだか可笑しい感じ。写真を並べて、「これはここかな」「この建物が建設中だから昭和8年頃」なんていう推理をしたりして遊んできました。かなりの資料数だったので、開催が楽しみです。
 ついでに、まだ入ってなかった天保山赤煉瓦倶楽部(※)に入会して会員番号21番をもらいました。

 ※今は使用できない築港の旧住友煉瓦倉庫(大阪市所有)を、暖かく見守っていこうというグループ。今のところ具体的な活動はありません。
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「まちかどの近代建築写真展」と「天満屋ビル展」
   〜天満屋ビル
 隣の建物に移動して、ひろさんも出展されているという「まちかどの近代建築写真展」を見学。前回は廊下の奥でしたが、今回は部屋の中でゆったり。スクラッチタイルの建物特集は、見比べる楽しみがあります。前はCDサイズだったと思うのですが、今回はもっと大きな写真が増えて見やすくなりましたね。
 昨日の夕方にNHKでこの写真展のことが流れたと、来た方がおっしゃってました。入れ替わり立ち替わりハaハaハaには人が集まっていて、多少テレビの影響もあったのでしょうか。
 「天満屋ビル展」もまた当のビルの中で行われる貴重な展示です。

 ハaハaハaではハハハヤシライスをいただきました。

○参考ブログ
前村記念博物館ブログ
ひろの東本西走!?

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「都市・大阪 
   イメージされる大阪、イメージを解放する大阪」 

   〜海岸通ギャラリーCASO
  ※大阪・アート・カレイドスコープ2007関連企画
 順番はこちらが最初です。
 4人の若手写真家が提示する大阪のイメージです。空からの大阪の夜景、川越しに見たマンション、大阪でないような風景の一部、マンションの不穏な合成写真、ネオンや看板でいっぱいの大阪の裏通りなど。
 川越しにマンションや鉄塔をとらえて広い空を白く飛ばした上原徹さんのモノクロ写真がいいなと思いました。また、東日本から夜の伊丹空港行きに乗ると、生駒山を越えてどっと光の洪水の中に降りていく感覚、これはたしかに大阪イメージの一つです。過剰な広告の裏通りももちろん大阪イメージ。
 こうやって連動企画をしてもらうと広がりが出ます。

 piaでもイベント開催中でしたが、そこまでは回れず。
 まちの写真展三昧なひとときでした。

 

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2007年3月15日 (木)

ターミナル・ホテル(下関)

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下関への出張が決まってから簡単に下調べをして、まず行ってみたいと思ったのが、ここ旧山陽ホテルでした。
明治35年(1902年)に日本初のステーションホテルとして開業、皇族が泊まるほど格式が高かったそうです。火災で焼失後、大正12年(1923年)に再建されたのが、現在の建物です。設計は辰野葛西建築事務所。
今は建設会社が入っています。

(追記)

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<営業時の姿> (2010.11.22記)

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建物そのものも、もちろんなのですが、かつての下関駅という場所、ここから船に乗って大陸に旅立って行った場所が見たいと思いました。下関駅は、明治34年に馬関駅として開業した山陽鉄道(神戸〜馬関)の終着駅です。翌35年に下関駅と改称し、昭和17年に現在の下関駅の位置に移転するまでここにありました。
上の手描きの地図は絵はがきからすると、こんな位置関係かなという推測です。
最初の写真でいうとホテルの左手前あたりでしょうか。

ちょっと写真多めに紹介します。

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まず目をひくのが、角にある車寄せ。
当初の面影を残してくれています。

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近寄るとこんな感じ。細い鉄骨で構成されています。ところどころ渦巻きのような飾りが入ります。

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建物の側面。こちらにも入り口があります。
また、地階に降りるスロープがあるのですが、埋め立てられたのか、もともとスロープだったのか。

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側面入り口の柱の拡大です。
正面ほどではありませんが、ちゃんとデザインが施されています。

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1階部分と地階部分のあたり。
建物の南西角です。

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地階の面格子。
ここにも渦巻きのモチーフ。

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壁面はこんな感じ。どこかで見たような、ですね。
大阪の大阪屋ビル(ひろさんの記事)崎山ビル、京町ビルのような。
窓と窓の間の四角い飾りはセセッション・スタイルだと、海野弘さんの『モダン・シティふたたび』で知りました。

この旧山陽ホテルの位置からは今も海が見えます。
周辺はそれほど開発されているわけではありません。
早々に鉄道から切り離されたことでホテルの経営は傾いてしまったようですが、かえって今に残ることになったのかもしれません。

(追記)

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<絵葉書 下関駅埠頭>

※右端に見えているのが旧下関駅舎ではないかと思います。その裏にある山陽ホテルは見えません。(2010.3.10記)

(追記)

旧山陽ホテルの解体が決定したそうです。@roadexplorerさんから情報をいただきました。

JR西日本のプレスリリース 解体工事2011.1.14〜3.20。 一部を大阪・弁天町の交通科学博物館に収める。

(2010.12.27記)

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2007年3月14日 (水)

「上町台地・まちの記憶」展

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職場の近くに昨年11月オープンしたマルゼンボタンギャラリーで開催中の企画展。上町台地マイルドHOPEゾーン協議会の主催です。

上町台地に住む人を聞き書きボランティアが取材し、写真家が写真を撮り、詩人が詩にするというもの。
こういう聞き書きって意味のあることだと思いますが、もっとボリュームがあった方がいいかなあ。
新聞を見て来たというおじいさんが、「これだけなんですか?」と言って帰って行かれたのがちょっと気の毒な感じでした。

マルゼンボタンギャラリーは、ボタン屋さんがするだけあって、手芸系の企画展などをしているようです。今後もまち系の企画展をしていただけることに期待します。

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2007年3月11日 (日)

煙突のある風景

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下関への出張が入り、新幹線で出かけました。
その途中、徳山(山口県周南市)で夕暮れになりました。
コンビナートの煙突がシルエットになっています。

煙突のある風景を見てどう感じるかは、
時代、場所、人によって随分幅があると思います。
風呂屋の煙突ならいいという人もいるでしょう。
赤白の煙突はいやという人もいるかもしれません。
私はというと、
そのまっすぐさに次第に好感を持ちはじめています。

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柵の意味 〜大大阪にあいたい(3)

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先週の日曜日に「大阪・アート・カレイドスコープ」の船場の会場いくつかを回りました。

まずは綿業会館。道路工事のため、周辺はかなりごちゃごちゃしていました。

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ここの展示作品は建物の角にあります。「これだけ?」と思ってしまうワンポイントの展示でした。帽子から大正時代の(?)歌が流れます。往時をしのばせるような作品なので、あるいは工事がなければ、もう少し空想に入れたのかもしれません。

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次に訪れたのは船場ビルディング。
1925年(大正14年)の建築。
実は、私は中に入るのは初めてですので、ついでにあちこちを見て回りました。
左右対称のようで、ところどころ違うのが面白いところ。

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紹介記事によく登場するビルの中とは思えない中庭です。
昼時だったので、1階まで日が差し込んでいました。
今、こういうビルを建てることはできないのでしょうか。
オーナーさんも入居企業の方も非常に愛着を持っておられるようで、幸福なビルだと思いました。

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こちらは4階。深い緑のひさし・手すりと白い壁の対比が美しい。

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この会場の展示作品は屋上にあります。
屋上一面にカニのようなヒョウ柄の不思議な生き物が「います」。海辺に来たような気分に私はなりました。
ただ、会場が船場ビルディングである必然性はどうなんでしょう。

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屋上は西洋建築の世界とは別世界です。
すぐ隣は立体駐車場で、車が並んでいるのを見上げると不思議な気持ちがします。

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さて、今回の探訪の締めくくりは、東横堀緑道でした。
今回、いちばん気に入ったのはここ。
東横堀緑道にある柵が、動物園のおりになっています。
柵の中には模型の動物(1組ちょっと違うのもありますが)
高麗橋を渡っている人は、まさか下がこんなになっているとは思わないでしょうね。

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平野橋のモチーフ「孔雀」に合わせて孔雀。

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「近づくな!」の表示は作品? それとも、元々のもの?

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動物たちに混じってこんなのも。

あまりにはまっていて、逆に「では動物の入っていないこの柵はなんだったのか」と思うことになります。
街に足りないものを足す、という意味では、一定完成している近代建築に何かを足す(また何かを引き出す)よりも、取り組みやすい面はあるかもしれません。
この展示は会期が終わってもそのまま残してくれないかなと思います。
これを見たあとは空のおりにしか見えないと思いますので。

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2007年3月 5日 (月)

メイン会場 〜大大阪にあいたい(2)

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この週末、安治川の鉄橋回転やまちのイベント、写真展などいろいろありましたが、私はじみ〜な記事をお送りします。

昼食休憩がてら、「大阪アート・カレイドスコープ2007 〜大大阪にあいたい。」のメイン会場・大阪府立現代美術センター(谷四)に行ってきました。会場写真は撮っていないので写真は会場周辺のものです。

さすがにメイン会場は人(スタッフ)がいっぱい。
まずは公式チラシやパンフレット(300円)を入手しました。
この会場は昔と今の写真、昔の映像、昔のチラシや家電製品など実物展示、そしてイベントスペースなどから構成されています。

この日はひなまつりということで、鈴鹿樹里さんによる、なにわ伝統野菜を使ったちらし寿司教室が行われていました。親子が数組参加しています。
このイベントどこまで広がっているのやら。

この会場は意外とアート色は控えめで、資料展示が主になっています。
じっくり見て回ることができる内容ですし、会社からも近いので改めて出直すことにしました。

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翌日につづく・・・

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2007年3月 3日 (土)

北浜の焦点 〜大阪・アート・カレイドスコープ2007 大大阪にあいたい(1)

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大阪・アート・カレイドスコープ2007が始まりました。
今年のテーマは「大大阪にあいたい」
今までもメイン会場の大阪府立現代美術センター(谷四)以外に、ギャラリーなど複数会場で開催されていましたが、今回は大大阪の時代(20世紀初め)を中心とする市内16ヶ所の建物などでアート作品を展示するという大がかりなものです。この頃、近代建築のイベントはしょっちゅう行われている気がしますが、近代建築に入る機会が増えるのはありがたいことです。

まずは手近なところからと、通勤途上にある北浜の大阪証券取引所に立ち寄りました。
ここにあるのはフランスからの招待作家フェリチェ・ヴァリーニ氏の作品(上の写真)です。
「何これ?」でしょう? 現代美術は難しいと思うかもしれませんが、これは横から見ているためで、ある場所から見るとちゃんと見える、という作品です。

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こんなふうに。

どこから見るとちゃんと見えるのだろうと歩いていくと、ある場所=焦点に導かれます。

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それがここです。照明の真下、星の中心。なるほどという場所です。

美術作品というと、作品そのものが大事だと思うのですが、この場合は作品自体はあえていうと、どうということはありません。そうではなく、作品はある場所に光を当てるためにあるようなものです。そこが面白いところです。

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大阪証券取引所は1935年、長谷部竹腰建築事務所の設計。
丸いファサードのみが外観保存されています。

大阪証券取引所の思い出は15年ほど前、北浜でアルバイトしていた時期に、何度か地下食堂に昼ご飯を食べに行ったことです。薄暗く、セルフサービスのまさに食堂でした。古びた雰囲気はあったような気がします。
地下に降りる階段の途中にちょっとした購買部のような店があった気もします。
そんなちょっと暗さのあった空間も今は明るくなってしまいました。

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