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2006年8月 1日 (火)

日本映画『ゆれる』

2006年、日本、119分
原案・脚本・監督:西川美和
舞台:山梨県、東京 ロケ地:山梨県富士吉田市、新潟県津南町(吊り橋)、東京
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梅田スカイビルのシネリーブル梅田で『ゆれる』を観ました。
観る前から楽しい話ではないなあ・・・と分かった上で観るのですが、やはり重い話です。

東京でカメラマンとして成功している弟、故郷山梨でガソリンスタンドを継いだ兄。久しぶりに会った二人が幼なじみの女性と峡谷に遊びに行ったところ、女性が吊り橋から転落。一体何が起こったのか?

西川監督は、兄弟を追いつめ、確執をえぐっていきます。
その徹底ぶりはみごとなまで、兄役・香川照之の全力の演技もすばらしいのですが、私はちょっと賛同できないなという感想です。人の心の汚ない部分をさらけだせば、そこから本当の関係が生まれるんでしょうか? 私には布団を叩き続けて、どんどん埃を出しているように見えるのです。映画には、汚れを認めた上で受け容れる道を期待したいのですが。

後でパンフレットを読むと、監督自身、本当は優しくてハッピーな作品を撮りたかったのに、この映画の原案となる「夢」を見て(ってすごいですね。前作『蛇イチゴ』も夢が原案だそうです)、方向転換したそうです。やむにやまれずはき出したということでしょうか。

観る価値のない映画だとは思いません。
年に10本ぐらい映画を観るなら、そのうちの1本としては良いと思います。
...
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梅田北ヤードは着々と工事が進んでいます。
この広い空が見られるのはあとどれくらいでしょうか。

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