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2006年5月 6日 (土)

10年ぶりのハノイ(14)タムコック川遊び、そして旅の終わり

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次の目的地はタムコック。3つの洞窟という意味だそうです。
桂林の漓江下りのような観光地と思ったんですが、ちょっと違ったみたい。(どう違ったかはのちほど)
ホアルーからは、山水画の世界を行く、夢のような抜け道を走りました。山を抜けると一面、水田の緑。やがて幹線道路にぶつかって、ほどなくタムコックの街に到着です。ここで地元風料理の昼食(山羊肉など)を食べ、日除けに菅笠を買いました。
通りを歩いていくと、池のような船だまりになっています。ここが乗船場。
ガイドさんに「これを最後にチップとして渡してください」と1ドル札をもらい、私とSさんの2人だけで船に乗り込みました。

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船はだいたい2人のおばさんが漕ぎます。農家の副業のようです。
桂林の漓江下りは、桂林から出発して、大きな船で延々下っていきますが、タムコックでは、手こぎの船で3つの洞窟をくぐり、また戻ってきます。1時間行って、1時間かけて戻るものです。
手こぎの船はトタン製のようで、これ以上、お手軽な船はないだろうと思いました。超軽量で、恐らく安上がり。合理的です。櫂も木の柄の先にトタンが付いた軽量版。私も漕がせてもらいましたが、想像以上に楽に漕げます。さすがに2時間は辛いですが。普通は手で漕ぐのですが、器用に両足で漕ぐ船もあります。

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ゆったりした流れの川を遡っていくと、やがて行く手に山が現れます。

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そう、山の下をくぐって川が流れているんです。これは奇観。洞窟の天井には手が届くぐらいで、これは小型のボートでないと無理です。3つの洞窟に入ると聞いて、入っては戻るのかと思ったのですが、川は洞窟を貫いて流れています。3つとも。

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面白いのは、川の両側が水田なんです。湿田で、川の水がひたひたと稲を潤しています。
手こぎですから、とても静か。ゆったり、のんびり気分・・・と思うでしょう?
帰りは違うんです。
まず折り返し地点で、ジュース売りがいます。「ジュースはいらないか」、いらなければ、「私たちにジュースを飲ませて」。戻りに入ると本格的な商売がスタート。なんと予め、船には商品が積み込んであり、おばさんの1人がそれを次から次へと取り出しては売り込むんです。そのための漕ぎ手2人。商品は、刺繍のテーブルクロスなどです。結局、買わなかったので、おばさんたちは非常に不機嫌でした。私はのんびりした気分を味わいたいのに。このあたりの商売の手口は「タムコック」で検索すると数年前からの話がいくらでもヒットしますので、詳しく知りたい方はどうぞ。全く変わりません。
途中、船を寄せて稲の成長具合を見ていたのは、やはり兼業なのでしょう。
船が到着する前になると、こちらが言うより先にチップを要求しだします。元々渡すつもりなのにげんなりしました。

060506dutchlady陸に上がると、暑かったので、ちょっとしたカフェ(?)で一服しました。「これは何?」と気になった、「ダッチ・レディ」。「牛乳。おいしいよ」という答えだったので、飲んでみました。バニラ・ミルクみたいで、確かにおいしい乳飲料(牛乳ではないですね)でした。横では店のおばさんが、「それ、息子の好物なのよ」と笑っています。子供向けです、たしかに。オランダ企業の製品で、ベトナムでは有名なブランドだそうです。

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いろいろあったタムコックを後に帰路につきます。
このあたり、大きな村ごとぐらいの頻度で、教会が建っています。古そうなので、フランス植民地時代のものなんでしょう。

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貨物列車も追い越します。ゆっくり走るので、車の方がかなり早いです。なおも走っていくと、線路を歩いている人がいて、それでいいんでしょうか。

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アヒルも追い越します。この運び方、かもとり権兵衛みたいですよね。羽ばたけば速そう(なわけない)。
ガイドさんは、ハロン湾では、バイクに水牛を乗せます、といいます。
それは見てみたい。
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ハノイに戻ってきたら、もう夕方。この写真はティエン・クアン湖の夕陽です。
ああ、帰るんだなあという気分になります。
あとはSさんとスーパーで買い物したり、食事したりして、旅を締めくくりました。

今回の旅行、10年ぶりに村を再訪して写真を渡すのが目的でしたが、目的の何倍もの経験ができました。ますます、ベトナム、そしてハノイは思い出深い場所になりました。
風を好むベトナムの人たちが、この先も変わらないのか。今度は10年と言わず確かめに来たいと思います。

長々した旅行記をお読みいただいた皆さま、ありがとうございました。

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コメント

ハロン湾での水牛を乗せたバイクは話題になっており見たかったのですが、残念、見れませんでした。豚は足を縛り三頭は運ぶそうですぞ。

・上記アヒルの代わりに鶏を多々ぶら下げたバイク、
・葱を底辺2m×上積み2mにやや楕円に、
 円筒形を寝かせた形に乗せたバイク
・ガラスの入った食器棚縦2m×横2m×奥行き40cmを
 ぺったり寝かせた状態で積み運ぶバイク
は拝見しました♪
サーカスの曲芸をタダで見た気分でした・笑

投稿: お花 | 2010年1月26日 (火) 01:15

お花さん
コメントありがとうございます。
なかなかアクロバティックなバイクをご覧になりましたね。
誰に見せるでもなくやっているのがすごいなと思います。

投稿: びんみん | 2010年1月26日 (火) 01:38

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