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2006年1月 6日 (金)

中国語の添え書き

060105nenga

今年も中国語の添え書きのある年賀状が届きました。
関東に住む中国人の知人からです。

彼女との縁は長くて、こんなやりとりをするとは、初めて会ったときは想像できませんでした。初めて彼女に会ったのは1991年の9月ですから、15年前に遡ります。初めての中国、初めての海外、初めての一人暮らし、初めての飛行機(それはいいか(笑))・・・半年間の語学留学のために、初めてづくしで飛び降りるような気持ちで降り立った上海でした。

空港を一歩出るとわっと人が寄ってきます。タクシーの運転手です。今ではタクシー乗り場に行けば普通に乗れますが、このときはそういうわけにいかず(よく分からなかったというのもありますが)、とことんふっかけられました。私は初めてです。相場ぐらいは調べてあります。私もとことん交渉しました。(中国語を話してる〜!)と興奮を覚えながら。

そのとき間に入ってくれたおじいさんがいました。戦前に日本の大学を出ているという方です。しかし、それでもラチはあかず、結局、おじいさんが、「うちに泊まりなさい」ということになって、今から思うと失礼なのですが、(このまま、どこか恐いところに連れて行かれたらどうしよう)と思いながら、おじいさんの家に着いたのでした。

このおじいさんの家に住み込みで家政婦をしていたのが、冒頭の彼女です。家政婦一般がそうであるように、彼女は上海出身ではなく、ずっと内陸の出身です。この家には一泊させてもらい、翌日は彼女に上海駅まで送ってもらいました。私はそこから200km離れた留学先の杭州へ。

その後も、半年の留学期間中には、何度か上海へ買い出しや遊びに行き、このお家にも顔を出しました。
彼女にもお世話になりました。

月日が過ぎー
借家だったおじいさんはこの家を出て連絡がとれなくなりましたが、彼女からは広州の土産物屋で働いていると手紙が来ました。そのときも何度か手紙のやりとりがありました。

またしばらくしてー
今度は日本に来るという話を聞きました。歓迎するというより不安を覚えましたが、決めてしまったとのことでどうしようもありません。ほどなく中部地方の某県へ。日本での生活がうまくいくよう多少情報提供はしました。

いろいろ苦労されたのち、関東へ移り、やがて仕事先で出会いがあり、日本人と結婚されました。数年前にお家に遊びに行き、近くを案内してもらいましたが、夫になられた方は理解のある方のようで、落ち着いて幸せに暮らされているようでした。今は子供も一人おられます。

結婚されているので、そうやりとりはしないのですが、年賀状やたまにハガキをいただきます。もう日本に来てかなり長くなるのに、いまだに添え書きが中国語なのが気にかかります。あるいは私には中国語で書くことが気分に合うだけなのでしょうか。
こうしてハガキをもらうたび、冒頭の情景が思い出されます。

いずれ機会があれば、初めての上海での話はまとめておきたいと思っています。

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