2017年2月15日 (水)

大毛島から高島へ(鳴門市)

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(訪問日:2016年9月11日)

前回、鳴門の渡船の記事で省略した、大毛島から高島までのサイクリングについて紹介します。
大毛島の北端は鳴門公園で、大鳴門橋が架かり、大塚国際美術館もある観光地ですが、そちらには行かず、小鳴門海峡沿いを走りました。

土佐泊の渡船場に着いたところから。
渡船はすぐに引き返し、タラップだけが残されます。

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土佐泊の集落で写真を撮っていると、近くで作業中の漁師さんに声をかけられました。
有名な鳴門わかめの養殖をされていて、今は網の手入れ中だそうです。
太いロープにビニールのひもをくくりつけたりされていました。

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別の家の前にはたくさんのブイ。

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徐行の手描き標識。
左上に少し写っているのはイカリ?

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前回も紹介した徳岡造船。
今も現役の造船所で、この時も船を建造中でした。

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海辺にはわかめの水揚げ・加工設備が並んでいます。

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収穫してきたら、浜ですぐゆでてしまうということもしているようです。

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穏やかな海辺の道を走ります。
車も来なくて快適。

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こちらは大毛島ですが、本土とは3本の橋で結ばれています。

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船溜まりがあるのは狭い海峡で、ここを渡れば高島です。

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島のお地蔵さん。
松明のような台座が面白いなと思います。

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鳴門の「鳴」の瓦?

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高島は島の名前であり、その中心の集落の名前でもあります。
高島は製塩業の集落で、塩水の水路に囲まれて、古い街並みが残っています。

この石垣のカーブなど美しいですね。
緑泥色の撫養石(大毛島の三ツ石で産する和泉砂岩・鳴門砂岩)と思われます。

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またこういうカラフルな石垣もありました。

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蔵もあります。

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最後に、鳴門塩田公園に塩田の遺構が残っていると知り、それも訪ねてみました。
集落のすぐ近くにあるのかと思ったら意外と離れていて、見つけるのに少し手間取りました。
江戸時代末期の塩田屋敷(福永家住宅)が塩田とセットで残っていて、重要文化財に指定されています。
煙突は製塩用の煙突。

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すぐ脇は水路で、向こうはすぐ海です。
見えているところは製塩作業場です。
右の茅葺き屋根は鹹水溜、その裏に釜屋でいずれも復元、左の小屋は塩納屋です。

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海側から見たところ。居住スペースと蔵。
美しい石垣に囲まれて水に浮かんだようなお屋敷です。
公開されることもあるようなので、見てみたいなと思います。

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こちらは入浜式塩田の跡。
水中にあるコンクリート製の構造物は沼井(ぬい。濃い塩水を抽出するための設備)で、大正時代のもののようです。

江戸時代の塩田屋敷と入浜式塩田がセットで残っているのはここだけらしいので、鳴門に来られたらぜひ見学をお勧めします。レンタサイクルと渡船を使えば、それほど行きにくくはありません。

鳴門塩業HP「これまでの製塩法」

<関連記事>
 「鳴門の渡船に乗る」

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2017年2月 5日 (日)

鳴門の渡船に乗る

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(訪問日:2016年9月11日)

鳴門に行く下調べをしていたとき、鳴門に市営渡船があることを知り、ぜひ乗ってみたいと思いました。
渡船は橋が架かったり、利用者が減るなどして廃止されていきますので、あるうちに乗っておかないと。

鳴門市営渡船は現在3本あり、全て小鳴門海峡を渡る船です。
黒崎・島田渡船は昭和22年に民間から、岡崎渡船は昭和37年に県から運航を引き継ぎ、市道扱いとして、昭和31年から無料で運航されています。コスト削減のため、平成15年から運航が民間(といっても母体は漁協)に委託されて現在に至っています。

渡船は駅からも相互にも離れていますので、観光協会のレンタサイクル(なると街なかレンタサイクル)を借りました。鳴門駅近くのなると物産館で借りられて、1日500円です。名前はらっきょ号(笑)。

最初に向かったのは岡崎渡船です。
結論から言うと、ここが一番雰囲気があってお勧めです。
本土側の岡崎と大毛島の土佐泊を結んでいます。

上の写真は岡崎の乗り場です。
のどかでしょう?

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こちらは待合室。
早い時間からおじいさん、おばあさんが時間待ちをしていました。

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待合室の中はこんな感じ。人が写るので撮ってませんが、左側にテレビもあります。
暑い日でしたが、ここはクーラーが効いています。乗務員の控室も兼用になっているみたいです。

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こちらは時刻表です。
朝6時40分から晩は19時50分まで、朝夕は20〜30分ごとに1日24往復です。
私は昼時に行ったのでちょっと不便な時間帯。

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時間が来ると、船の前をタラップにつけて乗船です。
自転車ごと乗り込みます。

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舳先を上げることなく走って、3分で対岸の土佐泊に到着。
乗客、船員から船、周りの風景まで、のどかさに溢れています。

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土佐泊の待合所は簡易で、バスの待合所程度。

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ここからは自転車で次の渡船に向かいます。
大毛島については改めて紹介したいと思いますが、自転車で走るには気持ちの良い道です。

こんな造船所(徳岡造船)のクレーンの下を回り込むように走り抜けます。
まさに船を建造中でした。

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左手に穏やかな小鳴門海峡を見ながら、橋を次々くぐっていくこの道は車も通らず、サイクリングロードのようです。

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細い水路を越えると大毛島とほぼ地続きの高島。
いろいろ高島で寄り道しましたが、それは別の記事で。

やがて黒崎渡船の高島の乗り場に到着します。
黒崎渡船は、四国側の黒崎と高島を結んでいます。
桟橋が長くて、半分渡ってしまっているのでは?と思うぐらい。
航空写真を見て分かったのですが、桟橋のある部分は浅瀬なんです。

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先端まで行くと待合所があります。

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振り返ったところ。
向こうは高島。

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対岸から渡船が到着。
学生でいっぱいです。
高島には鳴門教育大学があり、その学生が渡船の主要なお客さんのようです。
おかげでこの渡船が一番賑わっていました。

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船の最後尾。

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わずか2分で対岸の黒崎に到着します。

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脇には待合所がありました。

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ここから今度は小鳴門海峡の西岸を北上します。
向かいの高島には、かつて塩田が広がっていました。

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途中、紛らわしい船着き場に迷いながら、ようやく島田渡船の堂浦の乗り場に到着。
ここは四国側の堂浦と島田島(面白い名前ですね)の島田を結んでいます。
他の2つの渡船と違って拠点が島側にあります。
向こうからやってきて、向こうに戻ります。

しかし、船が来る気配がない。

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乗り場を見ていると注意書きがあり、なんと、船が来ないときはこのボタンを押して下さいと書いてあります。あくまで島田島の人の足なんですね。
さすがに渡船に乗りたいからという理由だけで来てもらうのもはばかられ、乗るのはあきらめました。

浮いた時間で北泊まで走り、帰りに小鳴門公園を見つけたのだから良しとします。

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最後に市営渡船ではないのですが、面白い渡船がありました。
島田島にある鳴門シーガル病院に渡る病院渡船です。
病院に通うために専用渡船というのもすごいですね。
すごく興味ありましたが、面白半分に乗るものでもないので、これもあきらめました。

鳴門シーガル病院アクセス


上の地図で赤い線が市営渡船、緑の線が病院の渡船です。

昔の航空写真を見ていて、どういう場所に渡船があるのかなと確認すると、街道の先にあるのですね。
鳴門から北と東に街道が延びていて、岡崎・黒崎の渡船はその先にあります。
渡船は「道」だということがよく分かります。

繰り返しになりますが、とくに岡崎渡船がお勧めです。
気候のいい時にレンタサイクルを借りてぜひ。

<関連HP>
  鳴門市HP「渡船」


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2017年1月14日 (土)

隠れた名所・小鳴門公園(鳴門市)

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昨年9月に鳴門を訪れました。
観光案内所でレンタサイクルを借りて旧街道を走り、古い建物を探したり、市営渡船に乗ったりと走り回ったのですが、その中で印象深い場所に出会いましたので紹介します。

それはほぼ見たい場所は見て、小鳴門海峡の北の入口にある北泊の漁港まで走った帰りでした。
道の脇に煉瓦の不思議なモニュメントが立っているのに気付きました。
それは唐突にあって場に不似合いなぐらい立派。
右から小鳴門公園と書かれています。
が、その向こうはすぐ森で、公園という感じではありません。

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何か解説板などないかと探しましたがありません。
ただこの門があるのみ。
門の中に、説明板があったような痕跡は確認できました。
(もしかして、金属供出された?)

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見上げると木組みが見えます。

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裏側に回るとまた文字があります。
右から「美妙」と書いてあるのでしょうか。

後で『徳島県近代化遺産調査報告書』のリストを調べると、昭和30年以前のものとされています。

しばらく門を眺めていると散歩で通りがかった方がおられました。
「この上に何かありますか?」と尋ねると「広場になっていて、忠魂碑がある」とのこと。
何もないように見えた森ですが、右に登っていく坂道がありました。
それならと、せっかくだから登ってみることにしました。

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落ちている枯れ枝を拾い、蜘蛛の巣を払いながらこんな道を登っていきます。
登山道みたいですね。

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果たして、ぱっと視界が開け、忠魂碑のある広場がありました。
忠魂碑には大正8年と書いてあります。
意外と古い。

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そしてもっと私には興味をひくもの、公園の記念碑がありました!
こちらは昭和4年です。

読んでいる時間はないので、写真に収めておきます。
後で書き起こしてみました。
写真にちゃんと撮れていなくて、判読に難儀しました。
もっとたくさんに分けて撮っておくんだった。


 御大典紀念
 阿波十五景之一
 徳島日日新報社選

阿州の地古来勝景に富む。此処小鳴門峡神燈岩に立つ若葉の鼻より北泊口に至る十八町、処として奇勝ならざるなく絶景ならざるはなし。試に長江此の道に立って眺めるが、俯して千○の碧潭に涖(のぞ)み、仰いで古蹟鐘懸の高峰に対し、左は島田の翠巒遠く連り、右は遥に塩焼く煙騰る竹島を望む。影浦は波穏にして○乎たる六神の社を蘸(ひた)し、船泊間に白鴎と眠る。而して源平の旧址船隠を擁する○霧湾は峡中第一の勝景にして、松翠に水清く、晩岩聳え、錦鱗常に碧淀に○る。若し夫れに潮の満○らんか春○の鼻の近、大小の塩渦洶湧し、波激しては白○を噴き、響轟いては萬雷一時に落つ。忽ち見る一葉の扁舟、矢の如く駛(はし)り来って岩際を掠むるや、瀾跳(なみおど)り舟舞い、将に覆るを免るるを。而して此処を過ぐるは海上已に平遠、一碧萬頃、唯漁○相望み、○乃互に答え、山水愈緑なるを覚ゆるのみ。蓋し潮流の激迅にして盤潮の千変萬化なる他に其比を見ざる所。而も観潮は何れの季として佳ならざるなく、春暁よく秋夜よく雨日亦よし。昭和三年秋、徳島日日新報社広く県下の勝景を募るや、地峡即十五景中の三位に当選す。○つに碑を山上に建て以て之を紀念せんとし、予に嘱して文を撰ぜしむ乃景を○し由来を証して以て之に与うと云う。

 徳島県立中学校長
 従五位勲六等中原宇三郎撰
    勲八等中瀬○太郎書
 昭和四年十月    


 ※旧字体はできるだけ新字体に変更しました。
  ○は判読できなかった文字です。
  カタカナをひらがなに改めました。
  適宜、改行や句読点を追加しています。
  たぶん読み取り間違いがありますので参考程度にご利用下さい。

 要するに、昭和天皇の即位御大典を記念して、徳島日日新報社という新聞社が昭和3年秋に、徳島県民対象に徳島の名所を募り、十五景を選んでその3位に入ったのがこの小鳴門峡だったということです。

公園といってもこれだけかなと、それほど見通しの良くない広場を見渡して、周囲を歩き回ると、裏に下っていくもう一つの道と、忠魂碑の右手奥に続く道がありました。
まだ奥があるのか、と忠魂碑の右手の道をたどっていきます。

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※クリックすると拡大します

するとコンクリートのベンチが。
「御料理 日之出旅館 仕出し」と広告が刻まれています。
花見弁当の宣伝でしょうか。

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他にもベンチはありますが、広告は入っていません。
ちょっといい眺め。

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突然、鮮やかな赤いベンチが現れた時はびっくりしました。
真新しさが怖いです。

公園には誰一人いない割には整備されていて、後で調べると地元のボランティアの方が毎年草刈りをされているようです。ありがたいことです。

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※クリックすると拡大します

そしてその先にぱあっと目の前が開けて、眼下に小鳴門海峡を見下ろすベンチがありました。
ここは岬の先端です。絶景ベンチ。

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視線を右に転じると小鳴門海峡がカーブを描いています。

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帰り道からは海峡の出口も見えます。
以前は周囲の木が低くて、もっと海峡が一望できたのかもしれません。

地図で確認すると、小鳴門海峡の真ん中あたりに突き出している岬がこの小鳴門公園です。
近代の公園好きとしては、貴重なものを見ることができました。
普通に景色を眺めてもいい場所です。
記念碑の碑文の撰者が褒め称えるようなことを味わうにはもっとゆっくり過ごさないといけない気がします。気軽に訪ねられる場所ではないですが、再訪する機会があればと思います。


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2017年1月 1日 (日)

2017年、明けましておめでとうございます

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鳩の飾り瓦(藤井寺市)

新年明けましておめでとうございます。

今年はとくに近代の郊外住宅地や公園、木造アパートなどの記事化、面格子ファンクラブの活動などに力を入れていきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。

古い記事へのコメントでも、お気軽にどうぞ。

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2016年12月31日 (土)

2016年、今年もお世話になりました

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もうすぐ2016年が終わります。
今年も当ブログを見に来ていただいてありがとうございます。
毎年ブログの更新が少ないことを懺悔する場になってしまっていますが、それにしても今年は少ない。

振り返りの一枚は何にしようか迷いつつ、明るい話題として、10月にオープンした、トヨクニハウスのトヨクニコーヒーを選びました。このような利用は着実に進んでいますし、このような場を好む人も増えていますね。

一方で大事なことが分かっていながらも解体されていく、大丸心斎橋本店や神戸のファミリアホールのような例もありますが。

さて、今年の記事を振り返ります。

●2016年を振り返って

1月 ・日牟禮八幡宮楼門の彫刻(2015年)
   ・中村公園のラジオ塔(2015年)
   ・大丸心斎橋店本館の公開

2月 ・名古屋のラジオ塔ふたたび

3月 ・まちかどの近代建築写真展 in 大阪 テーマは小さな建物たち
   ・鶴舞公園シリーズ(2015年。実は途中)

4月 ・まちかどの近代建築写真展 in 名古屋 初開催

5〜7月 なし 

8月 ・瑞浪の近代建築
   ・今日の夏の旅

9月 ・ブログ11周年

10月 ・小豆島・草壁本町編

11月 なし

12月 ・木津川アート2016シリーズ


 実は、上記以外にも、紀ノ川沿いの大和街道を橋本から名手まで歩いたり、京都の八瀬遊園、京大高槻農場、新舞子、西高野街道、沙弥島・坂出、菱屋西住宅、加賀屋新田会所、豊中、武庫之荘住宅地、明石、岐阜、桑名、西向日住宅地、岡本の洋館見学会、多治見・笠原・土岐、岡崎2回、甲陽園、恵我ノ荘住宅地、三本松・白鳥・引田、鳴門、天美荘園、童仙房、豊橋、高取土佐、文の里、イケフェス、大山崎、都島、藤井厚二の3住宅、京都と回ってます。
これをまとめながら、なんてこと、と思ってしまいました。
このページが検索でヒットしないことを願うばかり。

いくつかは年明けに記事にするつもりですが・・・

 これに懲りず、新年もよろしくお願いいたします。

<関連記事>
 「2012年のまとめ」
 「2013年のまとめ」
 「2014年のまとめ」
 「2015年のまとめ」

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2016年12月30日 (金)

木津川アート2016・川波編

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木津川アートでの気付きでもう一つだけ紹介したいことがあります。
それは川波のデザインです。
今回の木津川市山城町では、たくさんの川波のデザイン(多くは瓦)を見ることができました。
今まで他で意識していなかっただけかもしれませんが、それにしても多い気がします。

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これは明らかに火除けの願いを込めた瓦で、水と書いてあります。
文字だけでなくて、波でも水が表現されていますね。
普通は静かな水ではなくて、火を飲み込むような荒々しく逆巻く波として表現されています。

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こちらは、3本の剣(家紋でしょうか)の下に波があります。

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※クリックすると拡大します

今回見た中で最も波の表現が豊かだったのがこの住宅です。
一見して入母屋破風の波が目立ちますが、その下の段にも小さく波が描かれています。

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入母屋破風を拡大します。
鬼瓦の脇にも波の瓦が添えられていますし、亀の瓦も波の上です。

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他にも漆喰で描かれた波を見ることができました。

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この波は宝珠を運んでいます。
火除けだけではなくて、水は富をもたらすものとしても認識されているんですね。
木津川の水運を意識しているのでしょうか。

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こちらも亀とセットの波。
亀だと海の波でしょうか。

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こちらの波はまた違う表現。
同じ波といっても職人によって様々な表現が使われています。

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極めつけはこれ。
かなり立体的に荒れ狂う波です。

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波の三段重ねです。
とても豪華。

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木津川市の名前の通り、すぐ近くを木津川が流れていて、特産品のお茶などが運ばれていました。
それは恵みの面。

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一方、天井川の多い地域なので、川は恐ろしいものでもありました。
このような南山城水害記念碑が建っています。
昭和28年の水害の記念碑ですが、平成24年の豪雨で宇治市の天井川が決壊していますので、過去のものではありません。
川波のデザインを使うとき、どんなイメージがあるのかなと気になります。

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川波のデザインは伝統的な住宅だけでなくて、最近の縁石にも使われています。
これは棚倉駅の駅前です。
これからもこの地域では川波のデザインが使われ続けていくのでしょうね。

<関連記事>
 「木津川アート2016・メイン編」
 「木津川アート2016・脇見寄り道編」
 「木津川アート2016・川波編」

 「木津川アート2014開催中」
 「木津川アート2014の周辺で」

 「木津川アート2012・登校編」
 「木津川アート2012・遠足編」
 「木津川アート2012・校内編」

 「木津川アート2011が始まりました」
 「木津川アート2011・加茂篇(1)」
 「木津川アート2011・加茂篇(2)」
 「木津川アート2011・上狛篇」
 「木津川の雨樋(木津川アート2011の周辺で)」

 「木津川アート初日」(2010年)
 「木津川アート第4日:鹿背山の夕べ」(2010年)
 「木津川アートの周辺で」(2010年)

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2016年12月29日 (木)

木津川アート2016・脇見寄り道編

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前回、京都の木津川市に木津川アート2016を見に行ったという記事を書きましたが、メインの展示以外にやはり脇見や寄り道をしてしまいます。そのうちの一部を紹介します。

まず棚倉駅前で出会ったのが蟹満寺のモニュメント。
今昔物語に載っている「蟹の恩返し」のお話にちなむお寺だそうで、ごく簡単に言うと、観音様を厚く信じる親切な父娘に助けられた蟹が、娘を嫁にもらおうとやってきた蛇と戦って死んだため、その蛇と蟹を埋葬したところにお寺が建てられたということになっているそうです。

「蟹の恩返し」(木津川市HP)

この蟹のモチーフはお寺だけにとどまらず、カフェのデザインや、作品に使われていたりしていました。昔話の世界に入っていくような楽しさがあります。

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湧出宮の裏におられた布袋さん。
お腹にモミジを乗せて笑っていますが、私はやってません!
たまたまここに落ちたのか誰かが乗せたかです。

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銅の雨樋に凝ったものが多くて、これはうろこ状です。
へびみたい?
竹の根っこのような雨樋もありました。

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綾杉河原というのは地区名ですが、これは何を示すものなのか。
春日神社の前に他の地区名の柱も含めて何本も立っていました。

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「のぼるなきけん」と言いつつ、扇子を持って綱渡りする人をイメージしてしまう、扇子型の看板。

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天井川はこの地域に特徴的で、この道の左側を天神川が流れ、下を鉄道がくぐっています。

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歩いていて、洋館付き住宅を見かけました。
洋館部分が2階建ての立派な建物です。

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これはディスプレイを意識しているような気もします。
自転車の車輪を壁に掛けています。
あらゆるものがアートに見えてくる一例。

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「止まれ」の手書き表示が味わいがあって好きなのですが、木津川市の山城町ではたくさん見ることができました。

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上狛駅前にあるお宅の木製戸袋。
青海波の逆さパターンに松皮菱。
3つある戸袋にそれぞれ違うデザインの組み合わせを使っていて、こだわりを感じました。

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銅の雨樋についている花の飾りは何か機能があるのでしょうか。
蝶の透かし模様もきれいです。

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三日月に向かってはねるウサギの懸魚。

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椿井公民館の敷地にあった祠。
「毘沙門さんの祠」という解説板が立っていました。
大小50個の川原石が納められていて、関西では珍しい形式の道祖神らしいです。
山梨に似たものがあるそうです。
この石が生きているようで、なんだか怖いのですが。

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蔵の妻の飾りも凝っていて、「寶」の字をいくつも見ました。
ストレートに金運を願っているのでしょうか。

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妻の飾りで面白かったのがこの山の細工です。
形から見て富士山っぽくはないのですが、何の山なんでしょうね。

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その隣にあった将棋の駒のような飾り。
王将?

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JR奈良線のこの区間は、明治29年に奈良鉄道として開通していますので、煉瓦の構造物があちこちに残っています。人道用のトンネル。

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この地域は地区内に防火用水のため池があちこちにありましたが、その中でも山城町北河原の古屋敷にあるこの池は透明度が高く、湧水があるようでした。
ここに何か作品を浮かべたら面白そうです。

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床下の換気口まで小さな屋根が付けられているもの。
細やかな配慮です。

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いろいろ気になる物があった中でも一番だったのはこれ。
トラックの荷台を改造して物置にしています。
隣の柿の木と合わせて、オブジェとしてもかなりレベルが高いと思います。
作品レベルだと思いました。
奥にもう一つありました。

こんな感じで、脇見・寄り道しながら見ていくと地域の様々な面が見えてきます。

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2016年12月25日 (日)

木津川アート2016・メイン編

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先月、木津川市で開催されていた木津川アート2016を見に行きましたので、遅ればせながら感想を書いておきます。

木津川市が開催する地域アートプロジェクトで、2010年から始まって今年で5回目。近年は2年に1回のペースで開かれています。毎回、エリアが変わるのが特徴で、今回のエリアは旧山城町のJR棚倉駅・上狛駅周辺でした。
テーマは「いのち」

縁あって初回から見に行っています。
エリアが広いため、今回は最後の2日間かけて回りました。

まずはメインのアートイベントから紹介します。
今回、JR棚倉駅からスタートしました。
(上狛エリアは2010年に歩いているので)

のどかな駅です。

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やや出遅れたため、歩きはじめてすぐ食事。
地元食材の丼もの弁当が提供されていました。
直後に売り切れたので、際どいところです。
「孫に買って帰りたいんです」という地元のおばあちゃんもいて、地元の方も楽しんでいたみたい。

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さて、最初は湧出宮の「鏡と水と霙(みぞれ)の彫刻」。新山浩さんと神戸市立科学技術高校による作品です。
この神社はいい森があります。名前も映像的。場を生かす形で鏡が置かれ、そこに物語が刻まれています。ガラス面が雨からみぞれに変わっていきます。

屋外にある良さで、歩きながら、物語と鏡に映る神社の森と空を追っていくことになります。
鏡の上に落葉があって、それも面白いかなと思いましたが、ボランティアの方が水で洗い流す作業をしておられました。

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こちらは作品ではないですが、木津川アートでは推奨ルートも隠れた作品。
マップに書かれたルートは単に近道ではなくて、いい風景に出会わせてくれます。
たぶんこの蔵なども見せたくてルート設定しているんじゃないかと思います。
それも楽しみの一つです。

今回、推奨ルートはほぼ全て歩いた上で、寄り道をしました。(寄り道も大事)
通りすがりの風景は次回の記事で紹介します。

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これをアップにすると嫌がる人もいると思いますが、昆虫を固めてあります。
中野邸での佐藤隼さんのインスタレーション作品「大量の虫」
ここに写っているのは何分の1かで、全体では相当な数でした。
ほとんどは地域で捕まえた虫らしいです。
一度に見ることはないので意識しないですが、地域には何とたくさんの虫がいることか。

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AOTAKEに中村岳さんの作品を見に行くと、ちょうど音楽の演奏中でした。
作品が場の神秘さを増している上に、柔らかいドラムの音が反響しています。いい場に居合わせました。
谷間の林の中を、赤い枠が動きをもって続いています。

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AOTAKEは谷の奥まったところにあるカフェで、小高い場所にあるのでここからの眺めはとても良いです。写真ではお伝えできませんが、屋根裏部屋では、橋本次郎さんが集落で録ったという音風景が流れ、小さな器に音の波紋が描かれていました(連動していれば面白かったのだけど)。
順番があるので長居はできませんが、できれば長居したい場所でした。

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1日目の最後は旧筍工場へ。
タケノコは地域の特産品です。
土埃をかぶった多くの道具の合間に地域の写真のタペストリーが吊られています。

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2日目は上狛駅からスタート。
上狛駅前のランドマークである壁のような木のたばこ屋さんは健在です。
ここが案内所になっていました。

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以前にも来たJA倉庫では3つの展示が行われていました。
そのうちの一つ、高石優真さんのインスタレーションは、動物の骨格にメッキ(?)した美しい作品です。
JA倉庫の屋根に鳩が集まっていたので、ここに鳩の骨格があったら面白いのにと思いましたが、もしかしてあったのでしょうか。鷺のようなのはありました。

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そして今回、一番良い空間だなと思ったのは、山本邸です。
2010年にも会場になっていたのですが、今回はその時に非公開だった(当時操業中だったため)製茶工場が公開されていて、その先にも樹木の密生する広い庭があり、こんなにも奥深かったのかと驚きました。

展示は成田直子さんの家族の写真です。
ここでは作品を見つけ出さないといけません。
美術館の展示なら、どれが背景でどれが作品かははっきりしていて、作品を見逃すことはないでしょう。ところが、こういう場だとまず頭の中で作品を背景から切り分けることになります。

さらに面白かったのは、庭の木にも一枚、鳥かごの写真が飾られていて、その周囲で小鳥がさえずっていたことです。作品を外にもつなげるため、屋外にも作品を置いたそうなのですが、作家さんが意図した以上の効果だったらしいです。

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また、別の部屋では松井ゆめさんの作品で、たくさんの折り紙の船が、大きな船の形を構成していたり、かまどから湯気のように立ちのぼっていたり、台所を満たしていたりしました。

紅葉のようなグラデーションが座敷に広がる多鹿宏毅さんの作品も、開け放たれた縁側から光が射して美しいものでした。

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山本邸がエリア南端なので、折り返して寄り道しつつ北上。

山城プールに着きました。大きな屋内プールです。
ここに今回の一番人気といっていいでしょう、
奥中章人さんの「相互・世界・山河蛟(みずち)」という作品がありました。
ご覧のように蛇の形をした巨大なエアチューブで、その体内に入り、カエル足のスリッパを履いて、水の上を歩いたり、寝そべったり、転がったりできます。当然、子どもに大人気でした。いや大人もか。
ほんとは木津川の上でできたら良いのかもしれないけど(無理言ってます)。

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この古い建物は椿井公民館。
昭和20〜30年代の建物でしょうか。
ここでは山本茂さんが地域で撮られた写真のスライドショーなどがありました。
写真が古い壁に似合います。

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今回、会場のバリエーションが多かったのですが、ここはホテル山城跡という元モーテルの部屋。室内はそのまま残っているところで2室、城戸みゆきさんのインスタレーション作品がありました。
意味が腑に落ちるにはもう少し滞在時間が必要だったかも。
室内の様子が興味深いです。

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木津川の流域センターではマチオモイ帖の展示がありましたが、それだけでなく、屋上からの木津川の眺めも作品。この地域で(なので木津川アートにおいても)木津川の存在は大きいですからね。
河川敷に茶畑があるのに驚きました。

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最後は藤原商会という巨大なスペース。
伊吹拓さんが絵解きの作品を提示されていました。
十分に読み解けずに残念。余裕がないのはいけませんね。

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なんとか全ての作品を回り、全スタンプ&缶バッジを2個もらいました。
毎度、会場にちなんだスタンプで楽しませてくれます。
例えば、右上から4段目は椿井大塚山古墳で、後円部が鉄道でぶった切られているのが表現されています。現地に行けば「ああ」と納得できるデザインが心憎いです。

今回も木津川市内を歩き回りながら楽しませていただきました。ありがとうございました。
いつも不真面目な鑑賞者で申し訳ない気持ち。

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最後におまけ。
棚倉駅前にあった深尾尚子さんの作品。
黒板に豚の解剖図もどきが描かれてあって、チョークで描き足せるようになっていました。
当然子どもの出番。画伯が構想中でした。
こういう子どもが参加できる仕掛けがところどころあるのも良いなと思いました。

(許可は取ってないのですが、後ろ姿なので良いかなと。まずければ消します)

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2016年10月22日 (土)

小豆島・草壁本町から安田へ

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小豆島の草壁本町の近くで見かけた持ち送り。
よく見ると花とトゲのある茎が表現されていて、工芸的です。ノイバラでしょうか。

草壁本町を歩いた後は、バスで小豆島北東部の港町・福田に向かおうとしたのですが、ここでハプニング発生。腕時計の時間がずれていて、バスに乗り遅れてしまったんです。
幸い、瀬戸芸期間ということでバスが増発されていて、2時間待ちぼうけということにはなりませんでしたが、それでも次のバスは1時間後です。
せっかくなので次のバス停まで旧道を歩くことにしました。

これが意外な収穫になりました。

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まず出会ったのが片城橋。
別の親柱に昭和2年と書かれています。

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全体として、こんな風に親柱と一部欄干が残っています。
もう少し先に新しい片城橋があったので、移設されたのかと思いましたが、地図をよく見ると旧片城橋を通る旧河道が確認できます。おそらく河川改修によって河道が直線になり、新たに橋が架けられたのですね。

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佃煮工場の島乃香(株)片城工場の通用門跡?
大正風なデザインです。

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さらに進むと大きな敷地が見えてきました。
歯科医院です。

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下見板張りの建物があって、旧診療所かなと思いました。
戦後っぽい質感です。

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カラフルな石で門柱が作られています。

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破損した部分から煉瓦が顔を見せていて、壁が煉瓦造であることが分かります。

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さらに不思議な建物が。
「内海町片城車庫」と書かれています。
何の車庫なんでしょう。ボンネットバス?

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車庫本体の前に、かわいらしい建物が附属していて、こちらは事務所でしょうか。

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斜向かいにはロープウェイの車両を転用した集会室がありました。
寒霞渓ロープウェイの車体らしいです。
オリーブ畑の中に置かれた車体は、窓が大きくて眺めが良さそうですね。

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安田の町に入ったところで、洋館+和洋折衷住宅がありました。
好みの住宅です。

バスに乗り遅れたおかげで、得る物の多い時間になったと思います。

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 「小豆島・草壁本町を歩く」
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2016年10月19日 (水)

小豆島・草壁本町を歩く

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7月の終わり、小豆島に瀬戸内国際芸術祭見学を兼ねて出かけました。
利用したのは神戸発・坂手港行きのジャンボフェリーです。
夜に神戸を出発し、早朝に高松を折り返して坂手港に着きますので、時間が有効に使えます。

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坂手港周辺は前回の瀬戸芸2013の時に見ましたので、すぐバスで草壁港に向かいます。
草壁港のバス停にはびっしり描き込まれた手描き商工地図がありました。

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草壁港内には移築された蔵が2棟並んでいます。
左が宝食品天川亭(旧天川家住宅土蔵)、右が宝食品福井亭(旧福井家住宅土蔵)です。
ともに昭和10年頃。
元の場所から切り離されて港に建っていると浮いた存在感があります。
瀬戸芸の会場になっていました。

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近くを歩いていると古い防潮堤が残っていました。
つまり昔の海岸線はここ。
近くには塩田もありましたし、時代ごとに海岸線が前進しています。

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ここからが本題。草壁本町の旧道沿いを何かないかと歩いてみました。
さっそく現れたのが古そうなショーウィンドウです。
現在の商売は建築資材屋さんです。

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星城小学校の校庭に備前焼の二宮金次郎像を見つけました。
備前焼のは初めて見ました。他地域では金属供出後の代替として作られた場合もあるようです。
備前は小豆島の対岸なので運びやすかったのですね。
備前焼というと狛犬も作っていて、商売の広げ方が面白いと思います。

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街道を歩くと、立派な看板建築がありました。
トキゾウと書かれていて、トキゾウ呉服店です。
営業はされていない様子。

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さらにナカヲ時計店。

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裏側に回ると、隅櫓のような洋風の部屋が立ち上がっています。

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さらに山地呉服店。
右から左の文字で銅板で書かれています。

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その先にアールデコ風の橋があります。
一つ上流に元楊柳橋が架かっていて、たぶんここは楊柳橋なのだと思います。

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楊柳橋から上流を見たところ。
向こうは寒霞渓です。

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旧街道から脇道にも逸れてみます。
立派な門柱のあるお医者さんがありました。

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ここのお宅は地元の名士の方のためか、お庭が面白くて郷土資料館みたいです。
たとえば、こちらに「ときわはし」の親柱があったり。奥にも親柱が見えます。

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さらに草壁町道路元標までありました。
移設でしょうね。

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70年代風の角丸窓がきれいな荒井写真館。

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窓はぷっくりしたタイルで縁取られています。

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カラフルな石を固めた石垣。
暑い日だったのでアイスバーに見えました。

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道脇につな引石というものも。
綱引きの基準線だったのか、あるいはこれ自体を引き合ったのか、詳しいことは分からないようです。

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虎の飾り瓦。面白い。

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このあたりは肥田牛乳エリアで、牛乳箱もありました。

草壁本町は本町と付くだけあって、歴史の蓄積を感じさせる町でした。
この後、旧街道を安田まで歩いたのですが、その話は次回に。

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